審査なしでファクタリングは可能?審査がない場合の4つのリスク
ファクタリング会社を探している人の中には、審査なしのファクタリング会社を利用したい・審査に通過しやすくなるコツを知りたいといった方もいるのではないでしょうか。
たしかに審査がなければ書類の準備や手続きの手間もなくなり、スムーズな資金調達が可能です。しかし基本的にファクタリングでは審査が必須です。
ファクタリングで審査が実施されないことはありません。審査なしを謳っているファクタリング会社は、貸金業登録を行なってないのに融資契約を結ばせようとするヤミ金業者がほとんどです。
しかし健全なファクタリング会社でも必要書類が少ない・即日現金化が可能な会社もあります。すぐに現金化をしたい方は審査通過率が98%のビートレーディングや、個人事業主もOKで即日入金のlabol(ラボル)やペイトナーファクタリングがおすすめです。
今回は審査なしのファクタリング会社のリスクや危険性・審査が必要な理由を解説しながら、審査を通りやすくするコツについて紹介していきます。
優良なファクタリング会社で審査なしの利用はできない
結論から伝えると優良で健全な運営を行なっているファクタリング会社では、審査は必ず必要となります。理由としてはファクタリング会社からすると、買い取った売掛債権が回収できないと大きな負担を被るからです。
そのため審査を実施しなければ、経営状態や財務状況が悪くないか・売掛先から本当に回収ができそうかといった点は、判断ができません。
またファクタリング会社は二重譲渡や架空請求など、詐欺行為を計画している悪質な利用者を警戒をしています。二重譲渡とは一つの売掛債権を、複数のファクタリング会社で売却しようとすることです。
利用者の中には売掛先と結託して架空の請求書を偽造し、ファクタリング会社から現金を騙し取ろうするケースもあります。このようなトラブルを防止するため、ファクタリング会社では下記のような部分を審査しています。
リスク1:法外な手数料を請求される
1つ目の審査なしのファクタリング会社に関する危険性は、相場よりも高額な手数料を請求される可能性がある点です。
ファクタリングの手数料は、売掛先・売掛債権の信用度を審査して決定されるのが一般的です。例えば売掛先の信用度が低い・売掛先の回収ができない可能性が高い場合は、ファクタリング会社にとってはリスクとなるため、手数料が高めに設定されることがあります。
審査なしでファクタリング契約を締結するということは、売掛先の信用度や未回収リスクを加味せずに取引を行うということです。そのためファクタリング会社が背負う最大限のリスクを想定した、高額な手数料を提示されます。
リスク2:融資契約を結ばされる
審査なしのファクタリングでは売掛金が回収できなかった場合に備えて、ファクタリング会社が利用者に買い戻しができるように契約をさせれらるケースがあります。
買い戻しとは倒産や業績悪化で売掛先から債権回収ができなかった時に、利用者に債権を買い戻させお金を返還させることです。買い戻しは法的に融資契約とみなされますが、融資契約が締結できるのは貸金業登録を行なっている業者のみです。
一般的なファクタリング会社では貸金業登録は行なっていないことが多いですが、担保や保証人を求められたり、一時金や保証金を請求される可能性があります。そのため融資契約を求められる場合は、違法な業者である可能性が極めて高いです。
ファクタリングと称して顧客に近づき、融資契約を締結させようとする場合は、いわゆるヤミ金業者など悪質な業者の恐れがあります。
リスク3:売掛金が回収できないと支払い義務が発生する
またファクタリング契約では基本的に償還請求権なしでの契約が一般的です。償還請求権とは債務の責任範囲を限定せず、金銭債権などを全額請求できる権利のことです。そのため通常のファクタリング会社では売掛先が仮に倒産しても、利用者が責任を負うことはありません。
しかし審査なしのファクタリング会社は売掛金が未回収になるリスクを避けるために、償還請求権ありの契約を結ばせようしてきます。日本で健全な運営をしているファクタリング会社では、基本的には償還請求権は発生しません。
契約内容を見た時に償還請求権が発生すると記載がある場合は、危険なファクタリング会社の可能性が高いため注意しましょう。審査なしのファクタリング会社に関するリスクについてはこちらの記事でも解説しています。
リスク4:ヤミ金業者からの取り立てが行われる
紹介してきたように審査なしを謳っているファクタリング会社の場合は、いわゆるヤミ金業者とつながっている・ヤミ金融業者である可能性が高いです。
そのためこうした会社と契約を締結してしまうと高額な手数料を請求されたり、どう喝をしてきたり、勤務先や家族に電話をかけたりと強引な取り立てが行われます。
そうなってくると売掛先や周囲の人たちに迷惑をかけることになり、悪質な金融サービスを利用したことが周囲に知られると、自身の会社の信用を失うケースもあります。
審査なしという言葉は非常に魅力的な言葉ですが、結果的には不利な契約を結ばされたり、信用を失ったりと大きなリスクがあります。そのため審査なしを謳っているファクタリング会社の利用は避けるようにしましょう。
ファクタリングに審査が必要な4つの理由
優良なファクタリング会社を利用する場合は必ず審査が発生します。次はなぜ審査が必要になるのかについて解説していきます。
(1)売掛債権の信用度を判断し未回収リスクを下げるため
ファクタリング会社が審査を実施する1つ目の理由は、売掛先や売掛債権の信用度を判断し、未回収になる可能性がないかどうかを判断するためです。
基本的にファクタリング審査では売掛先の信用力を重視しており、売掛債権を買い取った後にその売掛先企業が倒産しないか・貸し倒れにならないかといった部分を見ています。
ファクタリング会社からすると経営が悪化している・財務状況が悪い会社の場合は、売掛金を回収できない可能性が高く、ファクタリング会社側が被害を被るリスクが発生します。
そのため審査を行うことでファクタリング会社は、未回収リスクを下げるようにしているのです。
(2)審査によって適切な手数料を決定するため
またファクタリング会社の場合は手数料が一律であることは少ないです。理由としては審査によって、利用者が支払う適正な手数料を算出するためです。
例えば売掛先が上場企業や官公庁・地方公共団体など信用度が高く、売掛金の未回収リスクが低いと判断されれば、手数料は低く設定されることがあります。
手数料は売掛債権の金額や利用回数によっても変動することがありますが、基本的には未回収リスクも加味したうえで手数料を算出しているのです。
(3)二重譲渡や架空請求など詐欺行為を防止するため
先ほども触れた内容ではありますが、ファクタリング会社は二重譲渡や架空請求など、詐欺行為を計画している悪質な利用者を警戒をしています。二重譲渡とは一つの売掛債権を、複数のファクタリング会社で売却しようとすることです。
利用者の中には売掛先と結託して架空の請求書を偽造し、ファクタリング会社から現金を騙し取ろうするケースもあります。このようなトラブルを防止するため、ファクタリング会社では下記のような部分を審査しています。
- 売掛先との契約実態があるのか(通帳の履歴確認)
- 売掛金の存在を証明する請求書・発注書・納品書があるか
- 売掛先との基本契約書があるか
請求書や身分証以外にも通帳履歴や納品書・契約書の提出が求められるケースがありますが、理由は架空請求書ではないか、売掛債権が存在しているのかを確認するためなのです。
(4)償還請求権がないため(買い戻し請求ができない)
ファクタリング契約では基本的に償還請求権なしでの契約が一般的です。償還請求権とは債務の責任範囲を限定せず、金銭債権などを全額請求できる権利のことです。そのため通常のファクタリング会社では売掛先が仮に倒産しても、利用者が責任を負うことはありません。
しかし審査なしのファクタリング会社は売掛金が未回収になるリスクを避けるために、償還請求権ありの契約を結ばせようしてきます。日本で健全な運営をしているファクタリング会社では、基本的には償還請求権は発生しません。
契約内容を見た時に償還請求権が発生すると記載がある場合は、危険なファクタリング会社の可能性が高いため注意しましょう。審査なしのファクタリング会社をおすすめしない理由についてはこちらの記事でも解説しています。
ファクタリング審査でよくある悩み・審査を嫌がる心理
ファクタリング審査に良い印象を持ってない方もいるのではないでしょうか。次はファクタリング審査でよくある悩みや、審査が嫌がられる理由について紹介していきます。
審査が中々通過しない・審査手続きが負担
ファクタリング審査では売掛先と利用者の信用力を総合的に判断しますが、通らなかった理由がわからないと、その後に申し込んでも審査落ちになるでしょう。
ファクタリングは融資と比較するとかなり柔軟な対応となりますが、審査に中々通らないと審査なしのファクタリング会社を探すようになります。審査なしであれば書類提出も不要となり、スムーズな資金調達ができます。
またファクタリング審査を受ける場合は請求書(売掛債権)だけでなく、売掛金が存在しているのかを証明するための、通帳や発注書・納品書・基本契約書などの提出を求めらることがあります。
急いで資金調達をしたい中で、審査に必要な提出書類を揃えるのは手間・負担が大きいと感じる人もいるかもしれません。
審査に向けた準備に加えて、審査依頼をした後にもファクタリング会社とのやり取りが発生するため、手続きが負担に感じて審査なしのファクタリングを求めるという背景があります。
早期に現金化をしたいが時間がかかるケースがある
ファクタリング利用を検討している人の中には、早期に現金化をしたいという方も多いでしょう。銀行融資と比較すると、圧倒的に早く資金調達できるのがファクタリングの特徴でもあります。
審査を受けるにはファクタリング会社から指定された必要書類の提出が必要となり、審査結果がでるまでは現金化はできません。また提出した書類が疑わしいと判断されれば、再提出を求められるケースもあり時間がかかることもあります。
早期に現金化ができるファクタリングを利用しているのに、時間がかかるという点にもどかしさを感じる人もいるでしょう。
審査に落ちてしまったことがある
また不良債権が含まれていたり、売掛債権の支払い期日が長いとファクタリング審査に落ちてしまうこともあります。審査基準を事前に調べた結果、自分が審査落ちの対象となっている場合は、審査なしの会社を選びたくなるのも心理でしょう。
ただし中にはアクセルファクターのようにリスクの高い債権(赤字企業)でも買取対応しているケースもあります。またトップ・マネジメントは支払いサイトが長い長期の売掛債権の買取にも対応しています。
解説してきたように審査なしのファクタリング会社は、非常にリスクと危険性が高いです。審査落ちの理由や対策についても紹介していくので、審査なしのファクタリング会社利用は避けるようにしましょう。
対策1|審査手続きに負担感じている場合
手続き自体に負担を感じている場合は、手続きをシンプルにできるファクタリング会社を選ぶのおすすめです。また手続きを簡略化する方法についても解説していきます。
オンライン完結型のファクタリング会社を選ぶ
1つ目の方法はオンライン完結型ファクタリング会社を選ぶという点です。ファクタリング会社の中には、申込から契約締結までを全てオンラインで実施している会社もあります。
これまでは対面での面談・書類は郵送といったことが多かったですが、近年は必要書類はWeb上にアップロード・契約書も電子契約など、Web上で完結するファクタリング会社もあります。
郵送の手間や面談の移動時間を削減したい場合は、オンライン完結ファクタリングの利用がおすすめです。
必要書類の少ないファクタリング会社を利用する
ファクタリング審査に必要書類が少ない会社を選ぶのも、手続きを簡略化したい方におすすめです。一般的に審査で必要となる書類は下記になります。
- 売掛債権の対象となる請求書
- 通帳(コピー)
- 身分証明書
その他にも必要になる可能性がある書類としては、売掛金を証明する発注書や納品書・基本契約書など下記になります。
- 商業登記簿謄本
- 開業届
- 決算報告書
- 確定申告書
- 取引基本契約書
- 印鑑証明書
- 試算表
- 発注書/納品書
- 税金や社会保険関係の書類
身分証や通帳であれば手元にあるため用意は簡単ですが、商業登記簿謄本は官公庁へとりに行く必要があるため、準備するのに時間がかかります。
審査で必要書類が少ないファクタリング会社はこちらの記事で紹介しています。
過去に利用経験のあるファクタリング会社を利用する
また一度利用したことがファクタリング会社を利用するのも、即日入金・スピーディーな現金化を行うポイントです。
ファクタリングの初回取引では二重譲渡や架空請求など、トラブルを回避するためにファクタリング会社としても慎重に審査を行います。
しかし既に利用したことがあるファクタリング会社であれば、利用者情報について一から調べる必要はなく、審査にかかる時間を短くすることができスムーズに進められるでしょう。
ペイトナーファクタリングは2回目以降の利用は請求書のみで申込ができます。
以前に取引した売掛先の売掛債権を選び売却する
加えて以前に利用したことがあるファクタリング会社に再度依頼する場合は、以前に取引を行ったことがある売掛先の売掛債権の売却を申し込むのがおすすめです。
売掛先についての情報を既に把握してい流ことに加えて、過去に回収できたという実績があれば、審査にかかる時間も短縮でき審査通過率も高くなると考えられます。
ファクタリング会社としても以前の情報を参照するだけで審査ができるため、審査業務にかかる負担が軽減でき、入金までの時間を短くすることができます。
対策2|早期に現金化を行いたい場合
ファクタリング利用で早期に現金化を行いたい方におすすめなのが、即日入金に対応しているような会社や、2社間ファクタリング会社です。審査なしのリスクや危険性が高いファクタリング会社を利用せずとも、スピーディーに資金調達ができます。
即日入金・現金化に対応しているファクタリング会社を選ぶ
1つ目のポイントは即時入金に対応しているファクタリング会社を選ぶという点です。一般的には書類をいくつも提出し、準備段階から時間がかかるケースもありますが、必要が少なく即日現金化を行なっている会社もあります。
例えばアクセルファクターは最短1時間で即日入金が可能で、手数料は売掛債権の金額によって変動しますが、100万円以下は10%〜でそれ以上は金額が大きくなるほど手数料は低くなります。
またペイトナーファクタリングやQuQuMo(ククモ)・ビートレーディングは個人事業主やフリーランスでも対応しており、即日入金に対応しています。
2社間ファクタリングを利用する
また即日入金をしたい場合は2社間ファクタリングを利用するのも重要なポイントです。2社間ファクタリングの手数料やメリットについてはこちらの記事で解説しています。
2社間ファクタリングとは利用者とファクタリング会社の2社で契約を行う方式です。売掛先への債権譲渡通知・承諾が不要なため、スピーディーに手続きを進めることができます。
ファクタリングには大きく2社間ファクタリングと3社間ファクタリングという契約形態があり、即日入金やスピーディーな資金調達を実施したい場合は、2社間ファクタリングがおすすめです。
3社間ファクタリングの場合は上記の通り売掛先に債権譲渡の通知・承諾を行います。そのため事前に売掛先に売掛債権の売却について相談しておく必要があります。また債権譲渡通知の書類は郵送でやり取りすることが多いため、時間がかかってしまいます。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについてはこちらの記事で解説しています。
必要書類はあらかじめ準備・午前中に審査申し込み
加えて現金化を急ぎたいのであれば、審査に通りやすくなるように利用検討しているファクタリング会社の必要書類は事前に揃えておきましょう。
また即日入金を望むのであれば手続きの関係上、午後に申し込みを行うよりも午前中に申し込んだ方が、入金のタイミングは早くなる可能性があります。
対策3|審査に落ちたことがある場合
一度ファクタリング審査に落ちてしまうと、他の会社でも審査が通らないのではないかと不安になるもしれません。しかしファクタリング会社はたくさんあり、審査に必要な書類や審査項目も会社によって異なります。
審査に落ちてしまった場合に行うべき対策について解説していきます。
ファクタリング審査に通らない理由や通過率を高めるコツ・ファクタリングの審査基準や落ちる理由についてはそれぞれの記事で解説しています。
審査通過率が高いファクタリング会社を利用する
ファクタリング会社の中には審査通過率を公式HPに公開している会社もあります。審査に落ちたとしてもその会社が厳し目にみているだけの可能性もあります。
例えばビートレーディングは審査通過率98%・アクセルファクターは審査通過率93%・アクティブサポートは90%の審査通過率を誇っています。
またBEST PAYは依頼企業が倒産リスクがなければ、基本的には審査通過すると言われています。売掛債権となる前の注文書を買い取りしてくれるのも特徴で、最短で翌日に入金をしておくれます。
注文書ファクタリング・買取についてはこちらの記事で紹介しています。一度ファクタリング審査に落ちても、通過率の高いファクタリング会社を探して再度申込を行いましょう。
ファクタリング審査に出す売掛債権を再検討する
ファクタリング審査に落ちてしまった場合は、ファクタリングに出す売掛債権をもう一度検討するのもおすすめです。審査落ちの理由として、自社に問題がなかったのであれば売掛債権に問題があったと推測できます。
基本的に下記のような売掛債権は審査に落ちやすいと言われています。
- 信用度の低い企業の売掛債権
- 経営状態が悪い不良債権
- 支払いサイトの長い売掛債権
- 売掛先が個人である場合
上記に該当する売掛債権は未回収リスクが高くなるため、ファクタリング会社としても審査を通さないことがあります。
一般的に官公庁や地方公共団体・上場企業や大手企業などは、信用度が高く審査も通りやすいです。また支払い期日が短い売掛債権も審査に通り安いため、審査に出す請求書の見直しをしてみましょう。
また売掛先が個人である場合も基本的には取り扱っていないケースが多いです。ファクタリング会社は売掛先の信用度を重視しちているため、個人事業主やフリーランスの場合は社会的信用が低いため審査落ちしやすいです。
ペイトナーファクタリングのように売掛先が個人であっても、対応している場合もありますが、基本的には売掛先が個人の場合は利用できないと考えておきましょう。
買取金額の上限・下限に問題がないか確認する
ファクタリング審査で落ちてしまう理由の1つに、買取金額が上限・下限範囲に収まっていない場合があります。ファクタリング会社によっては買取できる最低金額や最高金額を設けている会社もあるため、事前に確認するようにしましょう。
1万円からの少額でも買取対応しているのは、ペイトナーファクタリング・QuQuMo(ククモ)・labol(ラボル)などです。
逆に売掛債権が大きな金額に対応している会社もあり、アクセルファクターは30万円〜1億円・トップ・マネジメントは30万円〜3億円・アクティブサポートでは即日入金で300万円まで対応可能となっています。
複数のファクタリング会社で相見積もりを行う
またファクタリング会社を複数利用するのも審査通過率を高めるコツです。ファクタリングの複数利用は問題ないとされており、理由としては融資ではないためです。
複数のファクタリング会社に審査申し込みを行うメリットとしては、より良いファクタリング会社を見つけられる・手数料を下げられう可能性があるという点です。
売掛債権の二重譲渡については絶対に避ける必要がありますが、複数のファクタリング会社に相見積もりを取るのは問題はありません。手数料を比較することができることに加えて、ファクタリング審査で必要な書類や通過率を高めるコツも掴めるようになるでしょう。
Payなびを利用すればおすすめのファクタリング会社に一括申込ができます。審査依頼も1分ほどで完了するため、個別に依頼するのが手間という方はぜひ利用検討してみましょう。
ファクタリング審査に落ちる4つの原因・対策
ファクタリング審査に落ちてしまうのは必ず原因があります。次はファクタリング審査で通過せず落ちてしまう原因と対策について解説していきます。
ファクタリング審査に通らない理由や通過率を高めるコツ・ファクタリングの審査基準や落ちる理由についてはそれぞれの記事で解説しています。
(1)売掛先の信用力が低い・問題がある
1つ目の原因としては売掛先の信用力に問題がある場合です。ファクタリング会社は売掛債権が回収できるかどうかを重視しているため、信用力が低い・問題がある場合はまず審査には通らないと考えた方が良いです。
- 売掛先の経営状態・財務状況が悪く売掛金回収不能になる可能性がある
- 売掛先との取引実績が少なく信用力を判断できるだけの十分な情報がない
- 売掛先が架空取引を行っている疑いがある
- 売掛先がフリーランスまたは個人事業主でである
ファクタリング会社が重視ているのは、売掛金が期日までに入金され回収できるかという点です。経営状態が悪化してる・財務状況が悪い場合は、期日までに倒産するリスクもあり回収できない可能性があります。
また先ほど触れた内容ですが、基本的には売掛先がフリーランスや個人事業主の場合は、社会的な信用力が低いため審査落ちになるのが一般的です。
ペイトナーファクタリングのように売掛先が個人であっても、対応している場合もありますが、基本的には売掛先が個人の場合は利用できないと考えておきましょう。
(2)不良債権など不健全な売掛債権が含まれている
売掛債権の健全性に問題がありファクタリング審査で落ちるというケースもあります。売掛債権の存在が怪しい場合や、未回収リスクが高い売掛債権は審査では基本的には通りません。
会社の売却計画が進んでいる・赤字続きの会社であり倒産のリスクがあるなど、資産的な価値を失っている不良債権も買取対象にはならないです。
ファクタリング会社の審査落ちを回避するためには、売上とのバランスが取れている売掛債権を選ぶのもポイントです。
例えば月間売上が500万円なのに5,000万円の売掛金の買取を申し込むと、審査に落ちやすくなります。ファクタリングは融資とは異なり、一時的な資金調達となるため自社の売上を大きく超えた調達を行うことは少ないです。
売上とのバランスが悪いと、偽造や捏造された請求書を利用しようとしている判断されるリスクもあるため、審査落ちの可能性が高くなります。
(3)売掛金の買取限度額を超えてしまっている
これは先ほど触れた内容とも重複しますが、ファクタリング会社は買取可能な上限・下限を設定していることがあります。1億円以上の大口の売掛債権を受け付けている場合もあれば、500万円未満の少額債権を対象にしている会社もあります。
売掛債権の金額が上限・下限設定を超過している場合は、どれだけ優良な債権であったとしても、審査通過はできないでしょう。
ファクタリング会社を選ぶ場合は自社が持っている売掛債権の金額に対応しているのかを、事前に確認して買取基準を満たしている適切な売掛債権を選ぶようにしましょう。
(4)利用者側の信用が低い
解説してきたようにファクタリング審査では、売掛先の信用力が重視されますが、利用者側の信用度が低く審査に落ちるというケースもあります。
ファクタリング申し込みをした利用者の人柄やモラルに問題があれば、買取を拒否されて審査落ちとなるでしょう。特に2社間ファクタリングでは、回収した売掛金を利用者からファクタリング会社に引き渡しをする必要があります。
回収した売掛金をファクタリング会社に送金せずに、他の用途に流用する可能性がある場合は、審査には通らないことがあります。例えば審査時の面談では、下記のような点をファクタリング会社は見ています。
- 横柄な態度ではないか
- 経営者に悪い噂がないか
- ギャンブル依存症ではないか
特に2社間ファクタリングの場合は利用者が売掛金の回収を行う必要があるため、回収後の資金を他の目的で流用されるリスクがあり、上記のようにギャンブル依存などの場合は審査に通りづらくなります。
審査の有無以外でファクタリング会社を選ぶ3つのポイント
最後にファクタリング会社を選ぶ際に、審査の有無以外で見ておくべきポイントについて解説していきます。
(1)法人・個人事業主もOKなのか利用対象者の確認
まず1つ目のポイントはファクタリング会社が対象にしている範囲を知っておくことです。ファクタリング会社の中には、法人企業のみを対象にしている場合もあります。
逆に個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングを行なっている会社もあるため、自分がファクタリング対象者なのかは事前に確認をしましょう。個人事業主も受け付けている会社は下記の通りです。
(2)審査スピードが早いかどうか
早期に現金化・資金調達を実施したい場合は、審査のスピードが気になるでしょう。基本的にはファクタリング会社のトップページで最短の審査スピードが記載されていることが多いです。
参考として2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの審査・入金スピードについて記載しておきます。
- 2社間ファクタリング:最短即日・2〜4日程度
- 3社間ファクタリング:10〜15日前後・長いと30日程度
3社間ファクタリングは債権譲渡通知・承諾が必要になるため、現金化までに時間がかかります。しかし2社間ファクタリングの場合は、最短2時間・即日入金といったように圧倒的にスピードが早いです。
2社間・3社間ファクタリングの違いについてはこちらの記事で解説しています。
(3)買取手数料の上限・下限はいくらか
売掛債権の買取手数料もファクタリング会社を選ぶ際のポイントです。基本的には売掛債権の金額によって、手数料は変動します。金額が大きくなるほど手数料は下がり、小さいほど手数料は高くなるという具合です。
それぞれの手数料相場は下記のようになると言われています。
- 3社間ファクタリングの手数料:1〜9%
- 2社間ファクタリングの手数料:4〜18%
この理由は取引形態の特徴にあります。ファクタリング会社の視点で考えると、売掛先企業に直接売掛金の存在を確認できるため、3社間ファクタリングの方が未回収リスクは低いと判断できます。リスクが低い分、手数料を抑えることができます。
また2社間ファクタリングの場合は利用者自身が売掛金の回収を行うため、回収した売掛金を別の用途にしようされたり、持ち逃げされるといったリスクがあるのも理由です。