ファクタリング会社を利用しているが手数料が高い・入金が遅いなど、他社利用中に乗り換えを検討している方もいるでしょう。
結論から伝えると、ファクタリングは他社利用中に乗り換えても問題はありません。ただし同一債権を複数社に売却する行為は、二重譲渡に該当し違法行為になるため注意が必要です。
ファクタリングの手数料は一律に何%といったように、法規制されていないため、ファクタリング会社ごとに独自の審査で手数料が決定されます。手数料が大きいと入金予定だった金額が大きく減るので、キャッシュフローを圧迫してします。
今回は他社利用中のファクタリング乗り換えのメリットやデメリット、注意点について解説しながらおすすめのファクタリング会社を紹介していきます。
| サービス名 | 特徴 |
QuQuMo(ククモ)![]() | ・審査通過率:98% / 手数料:1%~ ・審査:最短30分 / 入金:最短2時間 ・買取金額:制限なし / 利用対象:個人事業主 法人 ・必要書類:請求書 通帳コピー ※2点のみ |
| サービス名 | 通過率 | 手数料 | 入金スピード | 買取可能額 | 必要書類 |
| アクセルファクター 法人企業におすすめ | 93% | 0.5%〜 | 2時間 審査時間30分 | 30万円~1億円 | 請求書/通帳コピー 身分証明書 ※3つのみ |
| QuQuMo(ククモ) | 98% | 1%〜 | 2時間 審査時間30分 | 制限なし | 請求書/通帳コピー ※2つのみ |
| 財務再生支援センター | 非公開 | 0.5%〜12% | 最短2時間 審査時間1時間~ | 30万円~1億円 | 請求書/通帳コピー 身分証明書 |
| ペイトナー 国内最速入金 | 非公開 | 一律10% | 即日 | 1万円~ | 請求書 / 本人確認書類 3ヶ月分の口座入出金明細 ※3つのみ |
| AGビジネスサポート | 非公開 | 2%~ | 最短即日 | 1万円~ | 本人確認書類/通帳コピー 請求書/入金済みの請求書 |
| labol(ラボル) 土日祝日対応 24時間即時入金 | 非公開 | 一律10% | 30分 審査時間30分 | 1万円〜 | 本人確認証/請求書 メールなどのエビデンス ※3つのみ |
| ベストファクター | 92% | 2%〜 | 最短1時間 審査時間30分 | 30万〜1億円 | 本人確認書類/通帳コピー 請求書 ※3つのみ |
| レバンタ 法人企業におすすめ | 非公開 | 2%~10% | 最短30分 最短4時間 | 30万円~1億円 | 請求書/本人確認書類/決算書 |
| ファクタープラン 法人企業におすすめ | 非公開 | 1.8~8% | 最短15分 最短1時間 | 30万円〜1億円 | 請求書/通帳コピー |
| オッティ 法人企業におすすめ | 非公開 | 5%~ | 最短即日 | ~5,000万円 | 請求書/登記簿謄本/印鑑証明書/決算書 |
| トラストゲートウェイ 法人企業におすすめ | 95% | 1.5%~ | 平均5時間 審査時間10分~ | 100万〜5,000万円 | 請求書/通帳コピー/本人確認書類 |
| Fintoファクタリング | 非公開 | 2% 〜 | 最短翌日 | 上下限なし | 請求書/入出金明細/本人確認書/決算書 |
| ELファクタリング | 非公開 | 初回9% | 非公開 | 1万円〜 | 本人確認証/請求書 メールなどのエビデンス ※3つのみ |
| CoolPay(クールペイ) | 非公開 | 3.5%~ | 最短2時間 審査時間30分~ | 初回15万円~ | 請求書/通帳コピー 本人確認書類 |
| レゾナス 東証上場企業が運営 | 非公開 | 1.0%~ | 最短当日 | 10万円~ | 請求書・通帳コピー・本人確認書類 |
審査時間30分・提出書類は2〜3つ
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ファクタリングは他社利用中でも乗り換え可能!注意すべきポイントを解説
現在ファクタリングを利用している場合でも、他社への乗り換えを検討することは可能です。
ただしすべてのケースで自由に乗り換えられるわけではなく、注意点があります。
ここでは、ファクタリング会社を他社利用中に乗り換え可能なケースと、絶対に行ってはいけないケースについて詳しく解説します。
他社利用中に乗り換えがOKなケース
ファクタリング利用中であっても、次のようなケースであれば他社へ乗り換えることが可能です。
異なる売掛先の請求書を新たに売却する場合
ファクタリングでは「売掛債権(請求書)」ごとに契約を結ぶため、既に他社で売却済みの債権とは異なる売掛先の債権であれば、新たなファクタリング会社で問題なく売却できます。
例えば、現在A社に対する請求書をファクタリングA社に売却していても、新たにB社に対する別の請求書をファクタリングB社に売却することは可能です。
このケースでは全く別々の売掛債権を売却しているため、二重譲渡にはあたりません。
同じ売掛先でも異なる請求書を売却する場合
売掛先が同一企業であっても、異なる取引や契約によって発生した請求書(別の月度・異なる業務内容など)は別々の債権として扱われるため、他社への乗り換えが可能です。
例えば、4月分の売掛債権をA社に売却済みでも、新たに5月分の売掛債権をB社に売却することは問題ありません。
債権が別である限り、他社への乗り換えとして認められます。
同一の売掛債権を二重譲渡するのは絶対にNG(法律違反)
絶対に行ってはいけないのが、「同一の売掛債権」を複数のファクタリング会社に二重で売却する行為です。この行為は「二重譲渡」と呼ばれ、法律違反に該当します。
ファクタリング会社は売掛債権の譲渡を前提に買取を行っています。
同じ請求書を複数社に売却してしまうと、どの会社が債権を保有しているか分からなくなり、トラブルに発展します。また、刑法上の詐欺罪に問われる可能性もあります。
万が一二重譲渡が発覚すると、ファクタリング会社から即座に契約解除されるだけでなく、損害賠償請求や法的措置を取られる可能性もあります。絶対に行わないよう注意しましょう。
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他社利用中で乗り換えおすすめファクタリング8選!手数料・入金スピードを比較
ファクタリングの乗り換えを検討している方に向けて、手数料や入金スピード、乗り換え時の優遇措置などに優れたおすすめのファクタリング会社8社(ククモ、ペイトナー、KKT、アクセルファクター、ラボル、JPS、みんなのファクタリング、ベストファクター)の詳細を解説します。
1. QuQuMo(ククモ)

- 手数料:1%〜
- 入金スピード:最短2時間
- 買取可能額:下限・上限なし
QuQuMo(ククモ)は、申し込みから契約まで完全にオンラインで完結するファクタリングサービスです。最大の特徴は、審査に必要な書類が「請求書」と「通帳のコピー」の2点のみと非常に少ないことで、他社からの乗り換えにかかる手間を最小限に抑えられます。
手数料は1%からと業界トップクラスの低水準に設定されており、乗り換えによる大幅なコスト削減が期待できます。面談も不要であり、弁護士ドットコムが監修する「クラウドサイン」を用いた電子契約を採用しているため、スピーディーかつ安全に契約を切り替えることが可能です。
審査通過率も98%と高く、現在利用中の業者の対応スピードや手間に不満がある方におすすめの乗り換え先です。
2. ペイトナー(ペイトナーファクタリング)

- 手数料:一律10%
- 入金スピード:最短10分
- 買取可能額:1万円〜100万円(初回は上限25万円・30万円程度)
ペイトナーのファクタリングは、フリーランスや個人事業主などの小規模事業者に特化したサービスです。最大の強みは独自のAIアルゴリズムを用いた「最短10分」という驚異的な入金スピードであり、急な資金ショートの危機にも迅速に対応できます。手数料はどのような案件でも「一律10%」で固定されており、初期費用や月額費用などの追加費用も一切かかりません。
他社の変動制手数料で「見積もりを取ったら想定以上に高かった」という不満を抱えている方にとって、事前のコスト計算が容易で安心して乗り換えられる点が魅力です。1万円からの少額債権や、他社では断られがちな個人間取引の売掛債権でも柔軟に買い取ってくれる数少ない業者です。
3. KKT

- 手数料:3.7%〜
- 入金スピード:最短即日
- 買取可能額:要お問い合わせ
KKTのファクタリングは、累計100億円以上のファクタリング実績を持ち、顧客満足度92.3%を誇る信頼性の高いファクタリング会社です。特に他社からの乗り換えを検討している事業者に強くおすすめできるのが、乗り換え専用の「一括査定サービス」を提供している点です。
現在利用中のファクタリング会社よりも「必ず手数料が安くなる」という強みを掲げており、乗り換えにかかる手数料も0円に設定されています。複数のファクタリング会社の審査を受ける手間を省きつつ、確実に現状の契約よりも有利な条件を引き出したい経営者にとって、非常に利用価値の高いサービスです。
4. アクセルファクター

- 手数料:2社間1.0%〜12.0%、3社間0.5%〜10.5%
- 入金スピード:最短2時間(即日入金対応)
- 買取可能額:30万円〜上限なし(最大3億円の事例あり)
アクセルファクターは、グループ総資本金2.8億円超のネクステージグループに属し、国から経営革新等支援機関の認定を受けた安心のファクタリング会社です。審査通過率は93.3%と非常に高く、申込企業の赤字決算や税金滞納よりも「売掛先の信用力」を重視した柔軟な独自審査を行っています。
他社からの乗り換えを大歓迎しており、現在の他社手数料をヒアリングした上で、それよりも安い手数料率(例:10%から7%への引き下げなど)を提示してくれるケースが多々あります。
また、利用回数に応じて段階的に手数料が下がる仕組みや、入金希望日から逆算して早めに申し込むと最大2%の手数料割引が受けられる「早期申込割引」も導入しており、中長期的な乗り換え先として非常に優秀です。
5. ラボル(labol)

- 手数料:一律10%
- 入金スピード:最短30分
- 買取可能額:1万円〜(与信によって増額可)
ラボルのファクタリングは、東証プライム上場企業のセレスの子会社が運営する、フリーランス・個人事業主向けのファクタリングサービスです。多くのファクタリング会社が平日営業のみであるのに対し、ラボルは土日祝日を含めた「24時間365日」の審査・即時入金に対応している点が最大のメリットです。
週末や連休中に急遽他社から乗り換えて資金を調達したい場合に、心強い選択肢となります。必要書類は請求書、本人確認書類、取引のエビデンス(メール履歴など)のみで、決算書等の面倒な書類は不要です。手数料も一律10%と明瞭で、1万円からの少額買取にも対応しているため、少額でスピード重視の乗り換えに適しています。
6. 株式会社JPS

- 手数料:2社間5〜10%、3社間2〜8%
- 入金スピード:最短60分
- 買取可能額:最高3億円〜
JPSのファクタリングは、他社からの乗り換えを積極的に支援しているファクタリング会社です。他社利用中の顧客向けに特別な「乗り換えプラン」を用意しており、通常よりも優遇された特別優待手数料での切り替えが可能です。
実際の利用事例でも、他社で毎回15%の手数料を支払っていた企業が、JPSの乗り換えプランを利用して手数料を6%まで削減できたという成功例があり、大幅なコストダウンが期待できます。
また、債権譲渡登記を設定せずに契約できるため、現在利用中のファクタリング業者や取引先、銀行などに乗り換えの事実を知られることなく、秘密裏に手続きを完了できる点も大きな魅力です。
7. みんなのファクタリング

- 手数料:7.0%〜15.0%
- 入金スピード:最短60分
- 買取可能額:1万円〜300万円(初回は50万円まで)
みんなのファクタリングは、株式会社チェンジが運営する完全オンライン完結型の2社間ファクタリングサービスです。買取申請から入金まで最短60分というスピード感が強みであり、独自のAI審査を導入しているため、赤字経営や税金滞納がある状態でも申し込みが可能です。
一般的なファクタリング会社とは異なり、土日祝日でも審査および入金に対応している点も大きな特徴です。初期費用や事務手数料といった諸経費はかかりません。現在の業者の入金スピードが遅い場合や、休日に急いで乗り換えて資金調達をしたいと考える個人事業主やフリーランスにとって、利便性の高いサービスです。
8. ベストファクター

- 手数料:2%〜20%
- 入金スピード:最短1時間〜(最短即日・最短24時間)
- 買取可能額:30万円〜1億円
ベストファクターは、株式会社アレシアが運営し、審査通過率92.25%を誇る柔軟なファクタリングサービスです。他社で審査に落ちてしまった方や、条件が合わなかった方でも前向きに相談に乗ってくれる点が強みです。
必要書類は身分証明書、通帳、請求書、見積書の4点で、クラウドサイン等を用いたオンライン契約や出張対応など幅広い契約方法を用意しています。すでに発生している請求書だけでなく、仕事に着手する前の「注文書(発注書)」の段階で買い取る注文書ファクタリング(ベストペイ)にも対応しています。
ファクタリングの利用者に無料の財務コンサルティングも提供しており、手数料の削減にとどまらず、根本的な資金繰り改善を目指して乗り換えを検討する企業に最適です。
各社ファクタリング乗り換えキャンペーンの詳細
ファクタリングは他社利用中でも乗り換えが可能であり、会社によっては他社からの乗り換えを対象としたキャンペーンや優遇プランを用意しています。
QuQuMo(ククモ)
QuQuMo(ククモ) において、期間限定の乗り換えキャンペーンなどの特段の情報は確認できませんでした。
しかし、ククモのファクタリング手数料は1%〜と業界トップクラスの低水準に設定されています。特別な乗り換え割引がなくても、既存の手数料が高い会社からククモへ乗り換えるだけで、大幅なコストダウンが実現できる可能性が高いサービスです。
ペイトナー
ペイトナーでは、乗り換えに特化したキャンペーン情報は確認できませんでした。
ペイトナーの手数料はどのような案件でも「一律10%」で固定されており、初期費用や月額費用などの追加費用も一切かかりません。乗り換えによる特別な割引はありませんが、手数料が変動して高額になるリスクがないため、コストが明確で安心して乗り換えられる点が魅力です。
KKT
KKTファクタリングは他社からの乗り換えを検討している方向けに、現在利用中の会社よりも「必ず手数料が安くなる(条件が良くなる)」という一括査定サービスを提供しています。乗り換えにかかる手数料も0円であるため、確実に今よりも好条件を引き出したい方におすすめです。
アクセルファクター
アクセルファクターのファクタリングでは、他社からの乗り換えを歓迎しており、現在の契約条件や他社の手数料をヒアリングした上で、それよりも安い有利な手数料率を提示してくれるケースが多々あります。
例えば、「他社で10%だった手数料が、アクセルファクターに乗り換えて7%に引き下がった」という事例もあり、実質的な乗り換え優遇が受けられます。
ラボル(labol)
ラボルにおいて、ファクタリングの乗り換えに関するキャンペーン情報は確認できませんでした。なお、新規登録の特典として「マネーフォワード クラウド確定申告が3ヶ月無料」になるキャンペーンは実施されています。土日祝日含む24時間365日対応で最短30分で入金される圧倒的なスピードが強みであり、急ぎで乗り換え先を探している個人事業主の方に最適です。
一方で、本キャンペーンがファクタリング乗り換え時も適用されるかどうかについては、実際に公式サイトからお問い合わせなどで確認していただくことをおすすめします。
株式会社JPS
JPSでは、他社からの乗り換え利用者に対して「乗り換えプラン(特別優待手数料)」を提供しています。この優待制度を利用することで、通常よりもお得な手数料でファクタリングを切り替えることが可能です。実際の利用事例でも、「他社で毎回15%の手数料を支払っていたが、JPSの乗り換えプランを利用して手数料が6%にまで下がった」という成功例があり、コスト削減効果がしっかりと期待できます。
みんなのファクタリング
みんなのファクタリングにおいて、乗り換えキャンペーンに関する情報は確認できませんでした。
しかし、同社は土日祝日でも最短60分で入金対応が可能であり、完全オンラインで手続きが完結する高い利便性を持っています。休日に急いで他社から乗り換えて資金調達をしたい場合には、心強い選択肢となります。
ベストファクター
ベストファクターでは、口コミから「WEBでの乗り換えキャンペーン」を実施していることが確認できます。また、キャンペーンとして「買取手数料1%キャッシュバック」を実施しているとの情報もあります。実際に「他社が高かったため、乗り換えキャンペーンを知って申し込み、手数料が9.3%に安くなった」という利用者の声もあり、乗り換えによるコストメリットが十分に期待できる会社です。
一方で、現在も本キャンペーンが利用できるかどうかは、実際に公式サイトからお問い合わせなどで確認していただくことをおすすめします。
まとめ
ファクタリング会社を乗り換える際は、JPSのように明確な「乗り換えプラン」を用意している会社や、ベストファクターのように「キャッシュバック等のキャンペーン」を実施している会社を選ぶとお得になる可能性があります。※現在も適用されるかどうかはしっかりと確認して下さい
また、アクセルファクターやKKTのように、大々的なキャンペーンとして謳っていなくても「他社の手数料より下げる」「相見積もりで必ず安くする」といった実質的な優遇措置を行っている業者も多く存在します。現在のファクタリング手数料が高い、あるいは対応に不満がある場合は、これらの会社に相見積もりを依頼し、より好条件で資金調達ができる乗り換え先を見つけることをおすすめします。
審査時間30分・提出書類は2〜3つ
ファクログなら最短30秒で209社から厳選した、優良ファクタリング会社に一括見積もりが可能です。
他社利用中にファクタリングを乗り換える6つのタイミング
ではどのようなタイミングで他社利用中にファクタリング会社の乗り換えを検討すべきなのでしょうか。タイミングとしては下記の6つとなります。
- 手数料が高い場合
- 買取金額が思ったより低い場合
- 入金スピードが遅い場合
- 諸経費が発生する場合
- 担当スタッフの対応が悪い場合
- 債権譲渡登記が必要な場合
手数料が相場の5〜20%より高い場合
ファクタリング利用時には必ず手数料が発生しますが、上述でも触れたように法律で定められているわけでなく、ファクタリング会社によって手数料はさまざまです。手数料相場はおおよそ下記のようになります。
- 3社間ファクタリングの手数料:1〜9%
- 2社間ファクタリングの手数料:4〜18%
しかし上記の手数料相場の範囲内であっても、手数料は低い方が売掛債権を売却したときの手元の現金額は大きくなるため、手数料が高いと感じたら乗り換えを検討してよいでしょう。
掛け目が小さく買取金額が思ったより低い場合
ファクタリング会社によっては評価時に掛け目が入ることがあり、売掛債権の額面全体を対象とせず、掛け目が入った分は買取額が目減りする場合がります。
例えば100万円の売掛債権をファクタリング利用する時に、A社の掛け目が80%なら買取対象金額は80万円となります。B社での掛け目が90%なら90万円が買取対象金額となります。
この買取対象金額の中からさらに手数料を差し引いた金額が、手元の資金として調達できるということになるため、審査時に掛け目のパーセントが小さい場合は乗り換えを検討してみても良いかもしれません。
入金スピードが遅い場合
ファクタリングは最短即日入金など時間がかからず、スピーディーに資金調達・現金化できるのがメリットです。急な出費に対応したい・支払い期日が迫っていて早期に資金準備が必要な中で、手続きや審査に時間がかかりすぎてはメリットは薄いです。
しかし入金スピードもファクタリング会社によってさまざまで、利用した会社が満足できる審査・入金スピードであるとは限りません。公式HPで即日入金と記載があっても、審査状況によっては入金までに時間がかかることもあります。
最短即日入金と記載があったから契約したのに、入金までの時間が思っていたよりも長かったという経験もあるのではないでしょうか。こうした場合にはファクタリング会社の乗り換えを検討しても良いでしょう。
ファクタリング会社を調査する時は公式HPだけでなく、ネット上の口コミや評判なども確認して、より入金スピードが早いファクタリング会社に乗り換えるようにしましょう。
諸経費が発生する場合
ファクタリング会社の中には手数料以外に諸経費を請求する場合もあります。諸経費の中身としては登記費用・交通費・事務手数料などが挙げられます。
しかし可能であれば諸経費は発生せず手数料だけのファクタリング会社の方が、流動的な費用を請求されないため手元にのこえる現金を心配する必要がなくなります。
諸経費を請求するファクタリング会社が必ずしも悪質な業者ではないですが、資金調達にかかるコストは出来るだけ抑えたいものです。契約書に不明瞭な経費が記載されている場合は、詳細な内訳について確認し納得がいく説明がないなら、乗り換えを検討しても良いでしょう。
諸経費を請求してこないファクタリング会社も多く存在します。
債権譲渡登記が必要な場合
2社間ファクタリングを利用する場合は債権譲渡登記ありの契約を締結を求められるケースがあります。これは売掛債権の二重譲渡リスクを防止するために、利用されるものです。
債権譲渡登記とは保有している資産が譲渡されたことを公示する登記制度で、債務者以外の第三者が介入した際の抵抗要件となります。3社間ファクタリングの場合は売掛先から合意を得ることで、この要件を満たすことができます。
債権譲渡登記を行う場合は司法書士への報酬が発生するため、5〜10万円程度の追加費用がかかります。自分で法務局への申請と登記を行えばこの費用は0円となりますが、手間と時間がかかってしまいます。
また債権譲渡登記は法人企業に限定されるため、個人事業主は実質的に審査申込ができなくなります。そのため余計な出費を抑えたい・個人事業主の方は乗り換えを検討しても良いでしょう。
ただし債権譲渡登記を行うことは上記のように二重譲渡を防止するためでもあり、ファクタリング会社からするとリスク回避となるため、債権譲渡登記ありの契約にすれば手数料を安く抑えられる可能性があります。
そのため債権譲渡登記を行うことで、手数料が安くなるのかも確認したうで他社乗り換えは検討しましょう。
担当スタッフの対応が悪い場合
またファクタリング会社担当の対応や態度が悪い・相談に乗ってくれない・返答が遅いと感じたら乗り換えを検討しても良いでしょう。実績が豊富で評判の良いファクタリング会社であれば、顧客の利益のために動いてくれるため優秀な担当者も多いです。
ファクタリングは債権譲渡が完了したら終わりではなく、資金繰りや今後の対応策につても担当者からのアドバイスが必要なケースもあります。誠実なファクタリング担当者であれば、多少手数料が高くても有効なアドバイスに期待ができます。
逆に悪徳業者の場合は自社の利益を上げることだけを考えているため、顧客対応はおざなりになるため期待はできません。
他社利用中にファクタリング乗り換えのデメリット
紹介してきたように他社利用中のファクタリング会社からの乗り換えはメリットもあります。ただし下記のようにデメリットも存在します。
- 乗り換え先のファクタリング会社と信頼関係を構築する必要がある
- 新規のファクタリング会社へ乗り換えの場合は審査時間がかかる
- 他社からの乗り換え時に審査書類の再提出の手間が発生する
乗り換え先のファクタリング会社と信頼関係を構築する必要がある
1つ目のデメリットはファクタリング会社との信頼関係をゼロから構築しなおす必要がある点です。信頼関係があれば話がスムーズに進むことも多いでしょう。
しかし乗り換えを行うと必要事項の確認など、話が早く進めないケースもあります。この点は注意しておきましょう。
新規のファクタリング会社へ乗り換えの場合は審査時間がかかる
またこれまで利用していたファクタリング会社の場合は、既に売掛先の情報・利用者の情報が登録されているため、必要書類の提出も少なく済むことがあります。
しかし乗り換えで新規のファクタリング会社に申し込むとなると、売掛先・利用者情報を新しく登録してもらう必要があります。そのため初回の審査には時間がかかる可能性があります。
他社からの乗り換え時に審査書類の再提出の手間が発生する
また上記と付随した内容ですがこれまで利用していたファクタリング会社の場合は、売掛先の情報や取引履歴があるため必要書類が少ないといったケースもあるでしょう。
しかし乗り換えの際は審査書類を再提出する必要があるため、やや手間がかかるのがデメリットです。
他社利用中にファクタリング乗り換えの注意点
次は他社利用中の状況からファクタリング会社を乗り換える際の注意点について解説していきます。乗り換えを行う場合は下記の5つの点について注意をしましょう。
- 売掛債権の二重譲渡に注意する
- 契約審査で不利にはたらくケースもある
- 違法な悪質なファクタリング業者に注意する
- 売掛先に知られたくないなら債権譲渡登記は避ける
売掛債権の二重譲渡に注意する
ファクタリング会社を利用中で乗り換える際にまず注意しなければならいのが、二重譲渡についてです。二重譲渡とは複数のファクタリング会社に売掛債権を売却し、資金を受け取る詐欺行為を指します。
既に債権譲渡契約が成立している場合には、その売掛債権を別の会社に売却するのは違法行為になります。また債権譲渡登記を行っている場合は、登記情報が法務局で閲覧ができるため複数者に相見積もりをしても必ずバレてしまいます。
複数社の利用は審査で不利にはたらくケースもある
新しくファクタリング会社に申込みをする場合も審査が必要となりますが、同時に何者も利用中の場合は審査で不利になるケースがあります。
理由としては何社もファクタリング利用が必要なほど資金繰りが厳しい状況なのか?と不安材料になる可能性があるためです。先ほども触れましたが利用者が売掛金の回収後に別用途に流用を行い、回収ができない状態になるとファクタリング会社は被害を被ります。
複数のファクタリング会社を何社も利用していると、かえって自社の首を絞めることにるためこの点は注意しておきましょう。
審査なし・償還請求権の有無・買い戻し特約は契約を避ける
国が債権の流動化を推進していることもありファクタリング利用者推移は年々増えています。しかしそれに伴い悪質業者も登場しています。悪徳業者であるかを見極めるポイントは下記の6つです。
- 審査なしを謳っている
- 償還請求権のあるファクタリング契約である
- 相場よりも高額な手数料や費用が発生する
- 担保や保証人が必要な契約である
- 業者の所在が不明または架空
- 法人用口座を保有していない業者
- 契約書がなく控えを渡してもらえない
健全なファクタリング会社では審査は必ず発生します。審査なしのファクタリング会社はリスクが高く、ヤミ金業者である可能性があります。こうした業者に限って償還請求ありの締結をさせようとしてくる・相場よりも高い法外な手数料であることが多いです。
一般的なファクタリング会社の場合は、償還請求権のないファクタリング契約を結ぶのが普通です。償還請求権とは債務の責任範囲を限定せず、金銭債権などを全額請求できる権利のことです。
そのため通常のファクタリング会社では売掛先が仮に倒産しても、利用者が責任を負うことはありません。
しかし知らない間に償還請求権ありの契約を締結してしまい、売掛金が回収できなかった場合に、買戻しを請求される可能性があります。
契約内容に債権の買戻しが含まれている場合は、融資に該当するためそもそもファクタリング契約ではないのです。
またファクタリングは融資契約ではないため保証人や担保を求めらることは基本的にありません。そのため上記に該当するような業者については契約を避けるようにしましょう。
債権譲渡登記ありの場合は追加費用が発生し入金に時間がかかる
売掛先にファクタリング利用を知られたくない場合は2社間ファクタリングを利用することになりますが、中には債権譲渡登記を依頼してくる会社もあります。避けた方が良い理由は下記の4つです。
- 債権譲渡登記には追加費用がかかる
- 個人事業主の場合は実質お断りになる
- 入金までに時間がかかる
- 取引先・銀行にファクタリング利用を知られる可能性がある
債権譲渡登記とは保有している資産が譲渡されたことを公示する登記制度で、債務者以外の第三者が介入した際の抵抗要件となります。3社間ファクタリングの場合は売掛先から合意を得ることで、この要件を満たすことができます。
ファクタリング会社が承諾する場合は、債権譲渡登記ありの契約にすれば手数料を安く抑えられる可能性があります。ただし債権譲渡登記を実施すると、法務局で誰でも登記の事実を確認できるようになります。
そのため可能性としては低いですが、取引先に知られてしまう可能性がある点は注意をしておきましょう。また債権譲渡登記を行う際、ファクタリング会社を経由して司法書士に依頼すると5〜10万円程度の費用が発生します。
また債権譲渡登記による譲渡人は法人に限定されるため、個人事業主の審査申し込みをそもそも断っているファクタリング会社もあります。
加えて債権譲渡登記は平日に法務局で行う必要があるため、登記を求めらる場合は、基本的に即日入金はできなくなります。
それだけでなくファクタリング利用を知られる可能性もゼロではありません。法務局にいけば登記情報を見れば、移転情報がわかります。
そのため資金繰りが悪化している可能性があるのでは?と銀行側懸念することになります。そうなると銀行としては返済能力に不安を持つことになるため、審査に影響がでる可能性があります。
ファクタリングの乗り換え/よくある質問
ファクタリングの乗り換えを検討する際によくある質問とその回答をまとめました。
Q1. 他社利用中でもファクタリングの乗り換えは可能ですか?
A. はい、可能です。 ファクタリングは「売掛債権の売買契約」であり、契約の縛りがないため、他社を利用中であっても自由に別の会社へ乗り換えることができます。
ただし、すでに他社に売却(譲渡)した売掛債権を、別のファクタリング会社に重ねて売却する「二重譲渡」は、詐欺罪や横領罪に問われる違法行為となるため絶対に避けなければなりません。乗り換えの際は、まだどこにも売却していない新しい売掛債権を利用してください。
Q2. 乗り換えをすると審査で不利になりますか?
A. むしろ審査に有利に働くケースが多いです。 他社でのファクタリング利用実績があることは、「期日通りに回収できている」「ファクタリングの仕組みを理解している優良顧客」と評価されるため、審査がスムーズに進みやすくなります。
ただし、短期間に複数の会社を転々と乗り換えている場合は「資金繰りが悪化しているのではないか」と警戒され、審査に不利になるリスクもあるため注意が必要です。
Q3. 今のファクタリング会社を解約する際、違約金はかかりますか?
A. 基本的に違約金はかかりません。 ファクタリングは原則として売掛債権ごとの取引となるため、解約に際して違約金は発生しないのが一般的です。
ただし、現在契約しているファクタリング会社と一定期間の継続利用契約を結んでいる場合や、自動更新の条項がある場合には、途中解約で違約金が発生するケースもあります。乗り換えを実行する前に、必ず現在の契約書を確認し、解約条件をチェックしておきましょう。
Q4. 赤字決算や税金を滞納していても、乗り換え先の審査に通りますか?
A. はい、通る可能性は十分にあります。 ファクタリングの審査において最も重視されるのは、利用者自身の財務状況ではなく「売掛先(取引先)の信用力や支払い能力」です。
そのため、自社が赤字決算や税金滞納の状況であっても、売掛先が期日通りに支払いをしてくれる信用度の高い企業であれば、乗り換え先の審査にも問題なく通過できるケースが多いです。
Q5. 銀行融資やビジネスローンからファクタリングへ乗り換えることは可能ですか?
A. 基本的に可能です。 ビジネスローンとファクタリングは全く異なる資金調達方法であるため、併用や乗り換えに問題はありません。銀行融資からの乗り換えも可能ですが、銀行との契約で「他の資金調達方法を制限する条項」がないか、また「売掛金が融資の担保に設定されていないか」を事前に確認する必要があります。
Q6. 乗り換えを今の会社に伝える必要はありますか?バレることはありますか?
A. 法的に伝える義務はありませんが、一報入れるのがベターです。 ファクタリングの乗り換えを元の会社に伝える法的な義務はありませんが、ビジネスマナーとして伝えておくのが無難です。なお、ファクタリングには信用情報機関への登録がないため、乗り換えたこと自体がすぐにバレる可能性は低いです。
しかし、審査時に提出する通帳の入出金履歴に他社の名前が印字されている場合や、債権譲渡登記を通じて情報が確認された場合には、複数の会社を利用していることが発覚する可能性があります。
ファクタリングの乗り換え/まとめ
ファクタリングの乗り換え最大のメリットは「手数料の削減」です。複数の会社から相見積もりを取り、より手数料の安い会社に切り替えることで、手元に残る資金を増やすことができます。また、入金スピードが早い会社や、買取限度額が高い会社へ乗り換えることで、より有利で柔軟な資金調達が可能になります。
現在利用中の会社の手数料が相場より高い、入金までに時間がかかる、担当者の対応が悪い、または債権譲渡登記を必須とされているといった不満がある場合、乗り換えを検討するベストなタイミングです。
一方で、最も注意すべきは売掛債権の「二重譲渡」です。すでに譲渡済みの売掛債権を別のファクタリング会社に売却することは、詐欺罪などに問われる違法行為となります。必ず未譲渡の新しい売掛債権を利用してください。また、短期間で頻繁に乗り換えを繰り返すと「資金繰りが不安定」とみなされ、審査で不利になる可能性があります。
ファクタリング会社を乗り換える際は、複数の業者を比較検討し、自社のニーズに合った信頼できる業者を慎重に選ぶことが成功の鍵となります。


