個人事業主おすすめ請求書カード払い比較10選!選び方・メリットを解説

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請求書カード払いサービスは個人事業主でも利用できるため、支払い期日を延長したい事業者から注目を集めています。

今回は個人事業主おすすめ請求書カード払いを紹介しながら、メリットやデメリット・注意点を解説していきます。

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個人事業主おすすめ請求書カード払い比較10選!手数料や入金時間

サービス名手数料最低金額入金時間対応ブランド利用対象給与支払い社会保険料
マネーフォワード
請求書カード払い
2.7%1万円〜最短即日Visa/Mastercard/JCB
デビット・プリペイドカード
法人
個人事業主
×
支払い.com4%1万円〜最短即日Visa/Mastercard/JCB/セゾン
デビット/プリペイドカード
法人
個人事業主
INVOYカード払い3%下限なし最短即日Visa/Mastercard/JCB法人
個人事業主

×

×
ラボル カード払い3〜3.5%1万円〜最短即日Visa/Mastercard/JCB法人
個人事業主
×
DGFT請求書カード払い3%
※1万円未満は一律300円
1万円〜3営業日以内JCB/VISA/Mastercard
Diners Club/SAISON CARD
法人
個人事業主
××

Money Forward 請求書カード払い 最短即日/手数料2.7%/個人事業主OK/60日間延長

マネーフォワード 請求書カード払いの基本情報|手数料・延長期間・入金時間・対応カードブランド

マネーフォワード 請求書カード払いは手数料が2.7%と業界最安水準で、支払い期日を最大60日間延長ができます。必要書類も請求書データのみなので、簡単に利用できます。

また法人だけでなく個人事業主も利用でき、数万円から利用できるため少額の支払い延長にもおすすめです。

利用用途も幅広く外注費や材料費・設備費・雑費など、様々な資金の支払い延長が可能です。

サービス名マネーフォワード 請求書カード払い
入金スピード最短即日
※5日/10日/15日/20日/25日/末日から選択
支払い延長期間最大60日
手数料2.7%
対応ブランドVisa/Mastercard/JCB
デビットカード・プリペイドカード
利用対象法人・個人事業主

マネーフォワード 請求書カード払いのメリット

マネーフォワード 請求書カード払いの一番のメリットは手数料が2.7%と非常に安い点です。他社のサービスでは3〜3.5%が多いですが、最安水準と言えます。

また対応カードブランドも幅広く、Visa・MasterCard・JCBだけでなく、デビットカードやプリペイドなどチャージ型のカードにも対応しています。

マネーフォワード 請求書カード払いのデメリット・注意点

マネーフォワード 請求書カード払いのデメリットとして少額利用(10万円以下)の場合は、一律3,000円の費用が発生する点です。他社のサービスでも同様ですが、利用金額が低すぎると、2.7%の対象から外れてしまうのは注意点です。

また入金日については5日毎になっているため、即座に支払いを延長して利用したい方は、別のサービスが良いかもしれません。

支払い.com 最大60日支払い延長/個人事業主OK/審査不要/最短翌日支払い/即日利用

支払い.comの基本情報|手数料・延長期間・入金時間・対応カードブランド

支払い.comはクレディセゾンとベンチャー企業のUPSIDER社が共同提供しており、支払い期日を最大60日間延長できます。

一般的な請求書カード払いは会員登録が必要ですが、登録は不要・審査もなしで利用できるのが強みで、1万円から利用できるため個人事業主やフリーランスもおすすめです。

加えて業界内では唯一、社会保険料の支払いにも対応しており、納付書をアップロードするだけで簡単に支払い延長ができます。

サービス名支払い.com
入金スピード最短翌日入金
支払い延長期間最大60日
手数料4%
対応ブランドVisa/Mastercard/JCB/セゾン
デビットカード/プリペイドカード
利用対象法人・個人事業主

支払い.comのメリット

支払い.comは請求書カード払いの中でも入金が早く、最短翌日入金となるのが強みです。また他社では従業員の給与振込には対応してませんが、給与支払いや家賃・光熱費などにも利用できます。

社会保険料の支払い延長にも唯一対応しているため、さまざまな用途で利用できるのもメリットです。加えて他社ではデビットカード・プリペイドカードの支払いは利用できませんが、チャージ型のカードにも対応しているのが強みです。

支払い.comのデメリット

支払い.comは対応範囲が広く入金スピードも早いですが、手数料が4%と少し高めなのがデメリットです。ポイントやマイルもカードに貯まるので、他社より優れている点も多いですが、手数料を抑えたい方には不向きかもしれません。

INVOYカード払い 最短即日決済/個人事業主OK/登録不要/最大60日支払い延長

INVOY(インボイ)カード払いの基本情報|手数料・延長期間・入金時間・対応カードブランド

INVOY(インボイ)カード払い財務審査がなしで個人事業主でも利用ができる請求書カード払いサービスで、最短即日決済のため、急ぎで支払い延長したい方におすすめです。

手数料も3%と他社のサービスと比較して安めの料金設定になっており、業務委託費・事務所の家賃や光熱費といった固定費の支払いも、最大60日延長ができます。

また最低利用料金も1万円から可能なため、法人だけでなく個人事業主やフリーランスにもおすすめです。

サービス名INVOY(インボイ)カード払い
入金スピード最短即日
支払い延長期間最大60日
手数料3.0%
対応ブランドVisa/Mastercard/JCB
利用対象法人・個人事業主

INVOY(インボイ)カード払いのメリット

INVOY(インボイ)カード払いの強みはなんといっても即日決済に対応している点です。他社の場合は3営業日・翌日といったケースが多いです。

加えて最低金額がないため1万円でも可能で、少額利用の場合でも支払い延長できるのが強みです。

また審査不要で利用できるため、アカウント発行後に請求書をアップロードするだけで利用できます。

INVOY(インボイ)カード払いのデメリット

INVOY(インボイ)カード払いのデメリットとしては、利用ケースは多くないかもしれませんが、デビット・プリペイドカードに対応していない点です。

一部の請求書カード払いでは、チャージ式のカードにも対応している場合があります。ただし法人決済はクレジットが多いため、大きな影響はないかもしれません。

他社も同様ですが10万円以下の場合は、一律で3,000円の手数料が発生するため金額が小さすぎる場合は注意しましょう。

ラボルカード払い 個人事業主OK/最大60日支払い延長/Orico共同運営/即日支払/即日決済

ラボルカード払いの基本情報|手数料・延長期間・入金時間・対応カードブランド

labol(ラボル) カード払い最短60分で即日入金され最大60日間の支払い延長が可能で、手数料も3〜3.5%と安く個人事業主やフリーランスにおすすめです。

ラボルはフリーランスや個人事業主を対象にしており、1万円から利用ができるのも嬉しいポイントです。

個人事業主に強みを持っているため、家賃支払いや経費支払いを先延ばしにしたい場合にも利用可能です。

サービス名labol(ラボル) カード払い
入金スピード最短60分・即日入金
支払い延長期間最大60日
手数料3〜3.5%
対応ブランドVisa/Mastercard/JCB
利用対象法人・個人事業主

ラボルカード払いのメリット

labol(ラボル) カード払いは1万円からと個人事業主も対象にしているため、他社サービスよりも利用金額が低い場合でも使うことができます。また審査時間が非常に早く、最短60分で完了し、即日入金となるのもポイントです。

またラボルは審査に通過すれば土日祝日でも入金してもらえるため、突発的な支払いや資金繰り需要が発生した時におすすめです。一般的な請求書カード払いサービスは、土日祝日は利用できないため、ラボルならではのメリットと言えます。

請求書カード払いサービスは信用情報の影響も受けないのため、ブラックリスト状態であっても利用ができます。

ラボルカード払いのデメリット・注意点

labol(ラボル) カード払いのデメリットしては、支払い内容が証明できる請求書や支払いメールなどのエビデンス提出が必要な点です。内容証明が必要ため、事前に書類の準備をしてきましょう。

またラボルではプリペイドカード・デビットカード利用はできないため、クレジットカードを利用している必要があります。ネット銀行などで初期についている、デビットカードは利用できない点には、注意が必要となります。

DGFT請求書カード払い 個人事業主OK/支払い期日を最大60日延長/手数料3%/即日決済

DGFT請求書カード払いの基本情報|手数料・延長期間・入金時間・対応カードブランド

DGFT請求書カード払いは東証上場企業のデジタルガレージ社が提供しているカード払いサービスです。支払い延長は最大60日間可能で、手数料も3%と底い手数料となっています。

審査も不要で申し込み完了の翌営業日からすぐに利用スタートが可能です。また一般的には1万円以下の場合の手数料は一律3,000円ですが、DGFTカード払いでは一律300円と非常に安く個人やフリーランスの少額利用におすすめです。

サービス名DGFT請求書カード払い
入金スピード最短即日入金
支払い延長期間最大60日
手数料3%
※1万円未満の場合は一律300円
対応ブランドJCB/VISA/Mastercard/Diners Club
SAISON CARD
利用対象法人・個人事業主

DGFT請求書カード払いのメリット

DGFT請求書カード払いはクレジットカードの支払いだけでなく、デビットカードでも支払いを先送りにすることができます。また対応カードブランドも豊富で、JCB、VISA、Mastercard、Diners Club、SAISON CARDで利用できます。

法人企業だけでなく個人事業主やフリーランスも、取引内容が事業決済であれば利用できるため、少額の支払い先送りにも適しています。

DGFT請求書カード払いのデメリット・注意点

DGFT請求書カード払いのデメリットは土日祝日は利用できない点です。また請求書申込日の翌日起算で、3営業日目以降でしか申請できないため、最低でも3日以上の期間が必要です。

加えて法人取引を対象にしているため、自社社員への給与支払いには利用できません。ただし外部企業への業務委託費用には利用が可能です。

またDGFT請求書カード払いは会員登録後に、事前審査が必要となるため、審査通過後にしか利用できないのもデメリットです。

弥生 請求書カード払い 個人事業主OK・取引先に最短即日入金

弥生 請求書カード払いは会計ソフトの弥生株式会社が提供しており、最短即日利用が可能で60日間延長ができます。

法人だけでなく個人事業主も利用ができ、手数料も2.7%(通帳は3.5%だが2025年3月31日までキャンペーン中)と安いの特徴です。

対応カードブランドは、VISA・MasterCard・JCBと幅広く利用できますが、デビット・プリペイドカードは利用できないのがデメリットです。

BASE 請求書カード払い 個人事業主OKで最短即日入金

BASE 請求書カード払いはネットショップ作成ソフトの「BASE」が提供するサービスで、個人事業主も利用可能で、最短即日入金に対応しています。

手数料は4%と少し高めの設定ですが、社会保険料の支払いにも対応しており、土日祝日以外は最短即日入金です。

支払い期間も最大で60日間延長できるため、キャッシュフローを改善したい事業者におすすめです。

BlueBank 請求書アプリで後払い/分割支払対応/手数料3.5%/最大120日支払いを先送り

請求書後払いはビジネスカードや口座管理サービスを展開しているBlueBankが提供する請求書後払いアプリです。最大120日間の支払いを先送りにでき、外注費や設備投資・広告費・仕入れ・材料費などさまざまな費用の支払いを延長できます。

登記簿謄本の提出も不要で必要項目を入力するだけで、最短5分で申し込みが完了します。また限度額1,000万円を誇るメタルカードも発行しており、還元率は最高1.5%と国内最高水準の還元率を誇ります。

支払い延長期間手数料対応ブランドユーザー登録・審査
最長120日3.5~6.8%Visa/Mastercard/JCBなし

オクラス 個人事業主OKの請求書カード払いサービス/即日支払可能/即日利用

オクラスは給与前払いなどFintech関連のサービスなどを開発している、株式会社Payment Technologyが提供する個人事業主も利用可能な請求書カード払いサービスです。

初期費用・月額が料金は無料で利用することができ、最長で53日間支払期日を延長することができます。また支払いの変更も即日対応とスピードが早いため、すぐに請求書をカード払いに変更ができます。

支払い延長期間手数料対応ブランドユーザー登録・審査
60日間3.9%Visa/Mastercard/JCBなし

請求書支払い代行サービス

SMBC三井住友カードでも請求書カード払いサービスの提供を行っており、期間限定で三井住友カード会員は手数料が3%から2.7%になるキャンペーンも実施しています。※キャンペーン期間は2024年3月31日まで

支払い延長期間手数料対応ブランドユーザー登録・審査
40日間3.0%Visa/Mastercardあり

1click後払い 個人事業主も即日利用可能な請求書カード払いサービス

1click後払いもフィンテック系の上場ベンチャー企業であるROBOT PAYMENT社が提供している請求書カード払いサービスです。

こちらも最大で60日間の支払い延長ができるようになっており、ユーザー登録は事前審査不要で利用スタートができます。

支払い延長期間手数料対応ブランドユーザー登録・審査
60日間3.8%Visa/Mastercard/JCBなし

請求書カード払いとは?仕組みや概要を分かりやすく解説

「請求書カード払い」とは、本来は銀行振込や現金で支払う必要がある請求書をクレジットカードで支払うことができるサービスです。

通常、法人間や事業者間の取引では銀行振込による支払いが一般的ですが、このサービスを利用することで、カード払いができるようになり、支払いの猶予期間を延ばすことが可能になります。

ここでは、「請求書カード払い」の具体的な仕組みやサービス概要について、分かりやすく解説していきます。

請求書カード払いの仕組み

通常、事業者が仕入れや外注費、各種経費の支払いをする際は銀行振込や現金払いを行います。

しかし「請求書カード払い」を利用することで、クレジットカードを経由して請求書を決済できるようになります。

サービスの流れは以下のとおりです。

  1. 事業者が「請求書カード払い」のサービス提供会社に請求書を提出
  2. サービス提供会社が請求書の金額を一旦立て替え、取引先に直接振込を行う
  3. 事業者はサービス提供会社に対してクレジットカードで支払いを行う

つまり、サービス提供会社が一時的に立替払いを行い、その後、事業者は通常のカード利用と同様にカード会社へ支払います。そのため、請求書の支払いを最大で60日程度まで延ばすことが可能となります。

請求書カード払いで支払いを最大60日延長できる

通常の取引では、仕入れや経費などの請求書は銀行振込などで速やかに支払う必要があります。

しかし、請求書カード払いを利用すると、カードの支払いサイクルに合わせて最大60日程度支払いを延長できます。

仕組みとしては、サービス提供会社がまず請求書の支払いを一旦立替え、取引先に直接振り込みます。

その後、事業者がカード会社に対してクレジット払いを行う流れです。そのため、一時的に手元資金を温存し、資金繰りを安定させることが可能になります。

手数料は3%前後と低コスト|主要なクレジットに対応

請求書カード払いの手数料は、一般的に約3%前後と比較的安価で、ファクタリングやノンバンク融資と比較してもリーズナブルです。

対応クレジットカードも幅広く、Visa、Mastercard、JCBなど主要ブランドが利用できるため、普段使っているカードをそのまま活用できるメリットもあります。

手数料負担が軽いことから、頻繁に利用しても負担が小さく、継続的な利用がしやすいサービスと言えます。

請求書カード払いのメリット|資金繰り改善に役立つ5つの利点を解説

請求書カード払いとは、本来は現金や銀行振込で支払うべき取引先への請求書を、クレジットカード決済に変更できるサービスです。

企業や個人事業主にとって、資金繰りを改善する手段として近年急速に普及しています。

ここでは請求書カード払いのメリットを5つのポイントに分けて詳しく解説します。

支払いを最大60日間先延ばしでキャッシュフローを改善できる

請求書カード払いの最大のメリットは、取引先への支払いをクレジットカードの締め日・支払日まで最大60日間程度先延ばしできる点です。

通常、請求書の支払いは翌月末や翌々月末に銀行振込で現金を用意する必要がありますが、カード払いに変更すると現金の支払いタイミングがカード会社の引き落とし日まで遅らせられます。

これにより、現金の手元に置ける期間が伸び、資金繰りが改善されます。

例えば、資材の仕入れ代金や人件費、税金・社会保険料など、大きな支払いをカード払いにすることで、事業資金を効率的に運用できます。

書類提出や審査は不要で即日利用可能

請求書カード払いは融資やファクタリングとは違い、面倒な書類提出や厳しい審査が一切ありません。

カード決済可能なサービスにオンライン登録するだけで、すぐに請求書をカード決済に切り替えられます。

融資の場合、決算書や確定申告書、資金繰り表など、多くの書類提出が求められ審査に数日~数週間かかりますが、請求書カード払いではそうした煩わしさは一切ありません。

資金調達を迅速かつ簡単に行いたい場合に最適な方法と言えます。

手数料以外は無料で利用可能で、コストを抑えられる

請求書カード払いを利用する際にかかる費用は、カード払いに伴う手数料(3%程度)が主なもので、それ以外の費用(初期費用・月額費用など)は無料というケースがほとんどです。

銀行融資やファクタリングと違い、登記費用、契約手数料、印紙代などの諸経費も発生しません。

シンプルな手数料のみで資金繰りを改善できるため、コストを抑えたい事業者には非常にメリットが大きい仕組みです。

クレジットカードのポイントを貯められる

請求書カード払いの隠れたメリットが、クレジットカードのポイントを貯められる点です。

通常の銀行振込ではポイントが貯まることはありませんが、請求書の支払いをカード決済にすることで、利用金額に応じたクレジットカードのポイントやマイルが貯まります。

特に取引額が大きい場合はポイント還元額も大きくなり、経費削減や福利厚生費の一部として役立てることができます。

年間数百万円単位の請求書支払いをカード払いにするだけで、数万円以上の還元が受けられるケースも珍しくありません。

取引先に知られることなく利用できる

請求書カード払いを導入しても、取引先には一切通知されません。そのため、支払い方法を銀行振込からカード払いに変更しても取引先には知られず、信用や関係性に影響を与えることなく資金繰りを改善できます。

ファクタリングや手形割引を利用すると、取引先に知られる可能性があるのに対し、請求書カード払いは取引先との信頼関係を維持したまま、密かに資金繰りを改善できるという大きな利点があります。

請求書カード払いのデメリット

請求書カード払いとは、企業間取引の請求書をクレジットカードで支払えるようにするサービスで、キャッシュフローを改善する便利な手段として注目されています。

しかし、その一方でいくつかのデメリットや注意点が存在します。ここでは、請求書カード払いを利用する前に必ず理解しておきたい3つのデメリットについてわかりやすく解説します。

支払い延長できる期間は最大60日までと短め

請求書カード払いは、取引先への支払い期日を延長できるのが最大のメリットですが、その延長期間には限界があります。

一般的に、カード決済日から実際に銀行口座から引き落とされる日までの期間は、長くても約60日(2ヶ月程度)までです。

ファクタリングや融資の場合は、もっと長期間の資金調達が可能な場合もありますが、請求書カード払いではこの「60日」という短期間が限界になります。

そのため、短期的なキャッシュフロー改善には効果的ですが、中・長期的な資金調達を希望する場合には適していません。

特に長期的な資金繰りを改善したい場合や、60日を超えて延長を希望する場合には、他の資金調達手段と併用する必要があるでしょう。

クレジットカードの利用上限額を超えられない

請求書カード払いは、あくまでも自身のクレジットカードを利用するサービスです。そのため、カード会社が設定した利用限度額を超える支払いには対応できません。

例えば、急な仕入れや設備購入などで大きな資金が必要になった場合でも、自社のカード利用限度額を超えてしまえばカード払いでの対応は不可能になります。

利用限度額の増枠をカード会社に申請することも可能ですが、審査に時間がかかったり、必ずしも承認されるとは限りません。

また、高額な取引を定期的にカード払いで行うとすぐに限度額を圧迫してしまい、カードが使えない状況が頻繁に発生する可能性もあります。

そのため、請求書カード払いをメインの資金繰り手段として活用するには限界があり、計画的な利用が求められます。

一部のサービスでは個人事業主が対象外である

請求書カード払いサービスは多数ありますが、その中には法人を対象とし、個人事業主やフリーランスの利用を認めていない場合があります。

その理由としては、個人事業主やフリーランスは信用力や収入の安定性が法人と比べて低いとみなされることが多く、サービス提供側にリスクが生じるためです。

その結果、個人事業主はサービスの対象外となったり、利用できたとしても法人よりも低い利用限度額が設定されることも珍しくありません。

もし個人事業主が請求書カード払いを利用したい場合は、個人事業主向けのサービスを明確に提供している企業を探す必要があります。

法人と比較して選択肢が限定されてしまうため、事前に利用条件や対応範囲をよく確認することが重要です。

請求書カード払いの注意点|事前に必ず確認したい5つのポイント

請求書カード払いは、請求書をクレジットカード決済に変更することで支払い期日を延ばし、資金繰りを改善できる便利なサービスです。

しかし、利用する前に理解しておきたい注意点もあります。ここでは、請求書カード払いを利用する際に必ずチェックしておきたい5つの注意点を詳しく解説します。

カードブランドごとに請求・引き落とし日が異なる

クレジットカードの請求日や銀行口座からの引き落とし日は、カードブランドやカード会社ごとに異なります。

例えば、VISAやMastercardは毎月の締め日・支払日が一定ですが、JCBやアメックスなどは独自のサイクルを採用していることもあります。

このため、自社が利用するカードブランドの締め日や引き落とし日を把握しておかないと、想定していたよりも早く支払日が到来したり、資金繰りの計画にズレが生じたりする可能性があります。

利用前にカード会社の支払サイクルを確認し、自社の資金繰り計画に合ったカードを選ぶことが重要です。

クレジットカードの支払い遅延は信用情報に傷がつく可能性がある

請求書カード払いを利用する上で最も注意したいのが、カード利用代金の支払い遅延です。

クレジットカードの支払いを遅延すると、信用情報に「延滞記録」が登録されてしまう可能性があります。

延滞記録が残ると、以降のカード利用が制限されたり、新たなクレジットカードの作成やローン審査に悪影響が及ぶ可能性があります。

法人だけでなく代表者個人の信用情報にも影響が出る場合があるため、カード払いの期日は厳守することが必要です。

請求書カード払いを利用する場合は、引き落とし日に十分な資金を確保しておき、絶対に延滞しないよう資金管理を徹底しましょう。

少額利用時の手数料に注意する

請求書カード払いサービスでは、利用金額が10万円以下など少額の場合は手数料が一律3,000程度に設定されています。

各社が公式サイトで記載している3%前後の手数料は、一定金額以上の利用に限られます。

そのため少額利用時の手数料についても確認しておきましょう。

決済日や入金までのスピードはサービスによって異なる

請求書カード払いサービスは複数ありますが、決済処理や実際の支払先への入金スピードはサービスによって大きく異なります。

即日入金に対応しているサービスもあれば、入金までに数営業日かかるサービスもあります。

入金スピードが遅いサービスを利用してしまうと、取引先への支払いが期日に間に合わなくなる可能性があります。

特に、期日ギリギリで利用する場合は、決済完了から入金までの所要日数を事前に確認し、余裕を持った利用が大切です。

アメックス(AMEX)は利用できないサービスもある

請求書カード払いサービスでは、VISAやMastercardなどの主要ブランドは広く対応していますが、アメリカン・エキスプレス(AMEX)は一部のサービスで利用できない場合があります。

AMEXは他のカードブランドと比べて加盟店手数料が高いため、サービス側が取り扱いを制限するケースがあります。

特にAMEXをメインカードとして利用している企業や個人事業主は、申し込み前に利用可能かどうかを確認する必要があります。

利用できない場合、別のブランドのカードを用意する必要があるため、事前の確認が欠かせません。

デビットカード・プリペイドカードは利用できない場合がある

請求書カード払いの多くは、クレジットカード決済を前提としたサービスです。

そのため、デビットカードやプリペイドカードは利用対象外としているサービスもあります。

デビットカードは銀行口座から即座に資金が引き落とされる仕組みであるため、「支払いの延長」という請求書カード払いの最大のメリットを活かせないという理由で非対応となるケースが多いです。

また、プリペイドカードも前払い方式であり、資金繰り改善の効果が薄いため、対応外としているサービスが多くあります。

これらのカードでの利用を希望する場合は、事前にサービス側に問い合わせを行い、利用可否を明確にしておく必要があります。

個人事業主の請求書カード払いの選び方|4つのポイントを徹底解説

個人事業主やフリーランスにとって、請求書カード払いは資金繰り改善に役立つ便利なサービスです。

しかし、サービスの内容や条件は運営会社によって異なるため、利用前に比較検討することが大切です。

ここでは、個人事業主が請求書カード払いを選ぶ際に重要となる4つのポイントを詳しく解説します。

対応しているカードブランドを確認する

請求書カード払いを選ぶ際には、まず利用したいクレジットカードブランドが対応しているかどうかを確認しましょう。

VISAやMastercardはほぼ全てのサービスで対応していますが、JCBやアメリカン・エキスプレス(AMEX)などはサービスによって対応状況が異なります。

特にAMEXは加盟店手数料が高いため対応していない場合も多く、事前の確認が必要です。

また個人事業主の場合、法人カードではなく個人名義のクレジットカードで決済するケースもあるため、個人名義カードの対応可否も忘れずチェックしましょう。

手数料が安いサービスを選ぶ

請求書カード払いの手数料はサービスごとに異なります。手数料はおおよそ1%~5%前後ですが、少額利用の場合、一律料金(例:3,000円)が設定されているケースもあります。

個人事業主の場合、数万円から数十万円程度の少額請求書をカード払いするケースも多いため、特に少額利用時の手数料設定に注意が必要です。

一般的には手数料が安いサービスを選ぶことで、資金繰り改善のメリットを最大化できます。

複数サービスの手数料を比較し、自分の利用金額に合ったサービスを選ぶようにしましょう。

利用開始までの日数を確認する

請求書カード払いサービスを申し込んでも、すぐに利用を開始できるとは限りません。

申し込みから審査、実際にサービス利用開始まで数日〜1週間程度かかるケースもあります。

特に個人事業主の場合は、法人と比較して信用力の評価に時間がかかる場合があります。

書類提出や本人確認の手続きに時間を要するケースもあるため、利用開始までの日数は必ず確認しておくべきです。

請求書の支払期日まで時間がない場合は、申込後すぐに利用できるサービスや、最短即日での利用が可能なサービスを選ぶことをおすすめします。

急ぎの場合は即日入金・決済対応のサービスを選ぶ

個人事業主やフリーランスが請求書カード払いを利用する理由として、緊急の資金調達が必要なケースがあります。

税金や社会保険料の支払い期限が迫っていたり、仕入れ代金や外注費の支払いが急遽必要になるケースです。

こうした緊急性が高い場合は、即日決済・即日入金が可能なサービスを選ぶ必要があります。

多くのサービスでは最短で翌営業日入金ですが、なかには即日対応のサービスも存在します。

事前に即日対応の有無を確認し、即日対応が難しい場合は利用を控え、即日入金可能なサービスを利用しましょう。

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