請求書買取サービス・ファクタリングの手数料や少額・個人事業主のデメリット、注意点とは?

※本ページにはプロモーションが含まれています

ファクログ スペシャリスト

ファクタリング会社220社以上の情報とファクタリング会社のクチコミ450件以上を保有する優良ファクタリング会社を探すためのクチコミ・比較サイト「ファクログ」の運営者です。ファクログスペシャリストは、ファクログが保有する「総合満足度/審査スピード/入金スピード/スタッフ対応/土日祝日対応/買取対応金額/手数料/審査通過率/契約方式/対応債権/必要書類/オンライン契約」などさまざまなオリジナルデータを閲覧し比較することでオリジナル記事の執筆および記事の監修を可能にしております。

請求書買取サービス_おすすめファクタリング会社ランキング

本記事では請求書買取サービス(請求書ファクタリング)についてや請求書買取サービスを利用するメリット・デメリット。少額や個人事業主(フリーランス)でも利用できる請求書買取サービスの選び方について解説します。
本記事内でファクログおすすめの請求書買取サービスも紹介していきます。

請求書買取サービスとは?

請求書買取サービスとは、請求書(売掛債権、売掛金)をファクタリング会社が買取することで、サービス利用者が売掛金の入金日よりも早く現金化する仕組みのことです。請求書ファクタリングやファクタリングとも呼ばれています。
ただし、ファクタリングは請求書買取サービスの他にも注文書や発注書買取や診療報酬の買取、介護報酬の買取などもファクタリングと呼ばれるサービスに含まれるため、請求書買取よりファクタリングは広い範囲で使われている言葉ですのでご注意ください。

サービス名特徴
QuQuMo(ククモ)
・審査通過率:98% / 手数料:1%~
・審査:最短30分 / 入金:最短2時間
・買取金額:制限なし / 利用対象:個人事業主 法人
・必要書類:請求書 通帳コピー ※2点のみ

請求書買取サービス|手数料比較

サービス名通過率手数料入金スピード買取可能額必要書類
QuQuMo(ククモ)98%1%〜2時間
審査時間30分
制限なし請求書/通帳コピー
※2つのみ
ペイトナー
国内最速入金
非公開一律10%10分1万円~請求書 / 本人確認書類
3ヶ月分の口座入出金明細 ※3つのみ
KKT
法人企業におすすめ
91.6%1%〜2時間
審査時間30分
30万円~上限なし請求書/通帳コピー/本人確認書類
※3つのみ
アクセルファクター93%0.5%〜2時間
審査時間60分
30万円~1億円請求書/通帳コピー
身分証明書 ※3つのみ
みんなのファクタリング非公開7%〜60分
審査時間30分
1〜300万円請求書/通帳コピー
※2つのみ
labol(ラボル)
土日祝日対応
24時間即時入金
非公開一律10%30分
審査時間10分
1万円〜本人確認証/請求書
メールなどのエビデンス
※3つのみ
CoolPay(クールペイ)非公開非公開最短60分
審査時間20分
3万円~請求書
通帳コピー※2つのみ
アウル経済のファクタリング
最低手数料率を保証
97.5%1%~最短2時間
審査時間2時間
50万~1億円請求書/通帳コピー/直近の決算書
※3つのみ
ベストファクター92%2%〜最短1時間
審査時間30分
30万〜1億円本人確認書類/通帳コピー
請求書 ※3つのみ
JPS
法人限定
95%以上2%~最短1時間
審査時間30分
〜3億円本人確認書類/通帳コピー
請求書/決算書

請求書買取サービスの各サービスの手数料率はあくまで目安で最低の手数料率を元に比較表を作成してます。信用力の高い法人相手の売掛金を審査する場合は買取手数料が下がり、個人相手の売掛金の場合は断られたり、手数料が高くなる場合がありますので、必ず比較して利用することをおすすめします

最短2時間入金&通過率90%以上を厳選!
審査時間30分・提出書類は2〜3つ

ファクログなら最短30秒で209社から厳選した、優良ファクタリング会社に一括見積もりが可能です。

請求書買取サービス|メリット

①早期に現金化
請求先からの入金を待たずに、ファクタリング会社から現金振り込みされるため、急な資金需要に対応したり、資金繰りを改善したりできます。

②回収リスク、貸倒リスクの回避
売掛先が倒産して売掛金が回収できなくなった場合でも、そのリスクを含めファクタリング会社が買取してくれるメリットがあります。

個人事業主が請求書買取サービスを利用するメリットは記事の後半で詳しく解説します。

請求書買取サービス|デメリット

取引先から入金を待てば通常なら満額入金になる。
①ファクタリング会社に買取してもらうための手続きが必要。
②ファクタリング会社に買取してもらうことで手数料がかかります。

個人事業主や少額利用で継続して使うデメリット

債権回収業務の手間を考えて継続利用するのではなく、単純に事業の運転資金が厳しく継続利用している場合は特に注意が必要です。
通常なら入金日で満額入金されるものを高い手数料を支払って早く受け取っている場合、資金繰りは一時的に安定するとは言え、好ましい状態ではないと想定されますので、もっと低い手数料で資金調達できないか?なども含めサービス検討がおすすめです。

個人事業主が請求書買取サービスを利用するデメリットは記事の後半でも詳しく解説します。

請求書買取サービス|個人事業主・フリーランスおすすめ理由

個人事業主やフリーランスは法人と比べると信用力が低く評価されるため、銀行融資などの資金調達が難しい傾向にあります。また、取引先からの入金が翌月末や翌々月末など長い支払いサイトとなることが多いため、資金繰りに困るケースもよくあります。

請求書買取サービス(請求書ファクタリング)は、個人事業主やフリーランスの資金繰りの課題を解決するためにも提供されています。

請求書買取サービス|少額利用おすすめ理由

主に「請求書買取サービス(請求書ファクタリング)を使うメリット」で記載した2点になりますが、個人事業主でも法人でも取引の請求業務(債権回収)についてはとても負担がかかります。

例えば、取引先の入金が遅れたり、未入金が続いた場合、支払ってもらえるまで追いかけたり、少額であれば裁判費用や自ら督促して追いかける費用の方が高くなりあきらめてしまうケースすらあります。

また、個人事業主(フリーランス)、一人親方のような方であれば、少額だとは言え経費や原価が出てしまうお仕事は資金繰りがとても厳しくなります。

請求書買取サービス(請求書ファクタリング)は、債権回収業務を楽にしたり、資金繰りの課題を解決するなどに活用できるので少額でもおすすめです。

請求書買取|契約方式は2社間・3社間の2種類

請求書買取サービス(請求書ファクタリング)には主に以下の2つの契約方式があります。

まず、請求書買取の2社間ファクタリングは、ファクタリング会社と事業主の2者間で契約が完結する方式です。

  • 2社間ファクタリング仕組みと流れ
    1. 個人事業主が取引先への請求書をファクタリング会社に売却します。
    2. ファクタリング会社が手数料を差し引いた金額を個人事業主へ振り込みます。
    3. 後日、取引先から本来の支払い日に個人事業主に入金されます。
    4. 個人事業主がファクタリング会社へ売掛金を返金します。
  • 2社間ファクタリングメリット
    • 取引先にファクタリング利用が知られない。
    • 最短即日で資金調達が可能。
  • 2社間ファクタリングデメリット
    • 3社間ファクタリングより手数料が高い(10〜20%程度)。

次に請求書買取の3社間ファクタリングは、事業主・取引先・ファクタリング会社の3者で契約を行う方式です。

  • 3社間ファクタリングの仕組みと流れ
    1. 個人事業主が取引先の承諾を得て、ファクタリング会社と契約します。
    2. ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が個人事業主に支払われます。
    3. 後日、取引先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払います。
  • 3社間ファクタリングのメリット
    • 手数料が安い(1〜9%程度)。
    • 売掛金回収の手間が不要。
  • 3社間ファクタリングのデメリット
    • 取引先にファクタリングの利用を知られてしまう。
    • 契約までに数日〜1週間程度時間がかかる。

個人事業主が請求書買取してもらう場合、2社間が一般的

個人事業主やフリーランスが請求書買取してもらう場合、多くは「2社間ファクタリング」が利用されています。その理由は、以下のような点が挙げられます。

  • 売掛先との信頼関係を維持するためにファクタリング利用を知られたくない。
  • 資金調達を急ぐケースが多いため、即日入金が可能な2社間方式が適している。
  • 少額の取引でも柔軟に対応してくれるサービスが多く、手続きも簡単であるため。

特に個人事業主は、売掛先にファクタリング利用を知られることで信用に影響することを避けたいというニーズが強いため、2社間ファクタリングの利用が一般的となっています。

このように請求書買取サービス(個人事業主向けファクタリング)は、事業主の状況や取引先との関係性に応じて2社間と3社間から適切な方式を選ぶことが重要です。

ただし、ファクタリング会社によっては個人事業主利用時は原則3社間などもあったりしますので、サービス比較の際は条件面もご確認ください。

請求書買取サービス12選|即日入金可能【2025年最新版】

請求書買取サービス(請求書ファクタリング)で即日資金化しようとしても、平日のみしか審査してもらえないケースや、個人事業主は対応していないケース、買取金額に制限があるケースなどさまざまあります。

ファクログが作成した以下の比較表であれば、営業日(営業時間)/定休日が確認できるので、平日での比較や土曜日や土日祝日に審査を依頼する場合での比較など参考にできます。

サービス名営業日(営業時間)定休日営業日の最短入金スピード買取可能額申し込み対象
QuQuMo(ククモ)平日(9:00~19:00)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金(2時間)制限なし法人
個人事業主
ペイトナー平日(10:00~19:00)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金(10分)1万円~上限なし法人
個人事業主
KKT平日(9:30~19:00)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金30万円〜上限なし(※)法人向け
アクセルファクター平日(10:00~18:30)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金(2時間)30万円~1億円法人
個人事業主
labol(ラボル)平日+土日祝日(24時間365日)年中無休最短即日入金(30分)1万円〜上限なし
個人事業主
みんなのファクタリング平日+土日祝日(9:00~18:00)年中無休最短即日入金(60分)1〜300万円法人
個人事業主
ベストファクター平日(10:00~19:00)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金(2時間)30万〜上限なし法人
個人事業主
FREENANCE(フリーナンス)平日(10:00~17:00)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金(30分)1万円~上限なし法人
個人事業主
えんナビ平日+土日祝日(24時間365日)年中無休最短即日入金(2時間)制限なし法人
個人事業主
JTC平日+土日祝日(8:30~19:00)年中無休最短即日入金(1日)(※)100万〜上限なし法人
個人事業主
ビートレーディング平日(9:30~18:00)土日祝日
(WEBの審査受付は土日も受付)
最短即日入金(2時間)制限なし法人
個人事業主
GoodPlus(グッドプラス)平日+土日祝日(8:30~20:00)年中無休最短即日入金制限なし法人
個人事業主
※JTCのファクタリングサービスは買取可能額が100万円以上の他にも年商7,000万円以上の企業や個人事業主の方はお取引先の承諾が必要など利用に制限があります。
※KKTのファクタリングサービスは法人向けにおすすめ。(HPの見積もり・問い合わせが法人必須チェックのフォームになっています)
ファクタリングサービスですぐに資金調達(即日審査・即日入金)を希望される方は、平日の営業時間早めの時間帯に審査申し込みをすることをおすすめします。

土日祝日対応|請求書買取サービス

サービス名営業時間手数料入金スピード買取可能額提出書類
みんなのファクタリング
個人事業主も対応
土日祝日
9:00~18:00
7%〜60分
審査時間30分
1〜300万円通帳コピー/請求書
※2つのみ
labol(ラボル)
個人事業主おすすめ
審査通過率90%
土日祝日
24時間入金
365日受付
一律10%60分
審査時間10分
1万円~本人確認証/請求書
メールなどのエビデンス利用
※3つのみ
ファクタリングのTRY
個人事業主も対応
審査通過率90%
土日祝日
24時間入金
365日受付
3%~最短2時間30万円〜5,000円本人確認証/請求書
通帳コピー
※3つのみ

土曜日や土日祝日に即日資金調達が可能な請求書買取サービス(ファクタリング)をまとめました。
平日審査を含めた請求書買取サービス12選・即日入金可能【2025年最新版】はこちらで紹介しましたが、土日祝日だと選べるサービスが減りますの、こちらを参考にしてみてください。

個人事業主|請求書買取サービスを選ぶポイント

個人事業主が請求書買取サービス(ファクタリング)を利用する際には、法人の場合と異なる注意点があります。

資金繰りをスムーズに進めるためにも、次の①~⑦のポイントを参考にサービスを選びましょう。

①買取下限額なし・30万円以下の少額買取に対応しているか
個人事業主が利用する場合、少額の請求書(数万円〜30万円程度)でも柔軟に対応してくれるサービスを選ぶことが重要です。

法人向けの請求書買取サービス(ファクタリング)会社は最低金額が高く設定されていることが多く、数万円単位で利用できないことがあります。

小規模な事業を運営している個人事業主は、買取下限額がないか、または低額(10万円以下)でも利用できるサービスを選ぶと便利です。

②必要書類が請求書・通帳コピー・本人確認書など2〜3点のみで済むか
個人事業主の場合、法人よりも提出可能な書類が限られていることがあります。

請求書買取サービス(ファクタリング)では決算書や納税証明書など多くの書類提出が必要になることもありますが、個人事業主向けの請求書買取サービスでは、「請求書」「本人確認書類」「通帳コピー」程度の少ない書類で済むサービスが一般的です。

できるだけ必要書類が少なく、手続きが簡単なサービスを選ぶことで迅速に資金調達が可能です。

③債権譲渡登記不要の会社か確認する
「債権譲渡登記」は、売掛債権がファクタリング会社へ譲渡されたことを法務局に登記する手続きです。

この手続きは基本的に法人向けであり、個人事業主は原則として利用できません。そのため、個人事業主の場合は「債権譲渡登記が不要な会社」を選ぶ必要があります。

個人事業主向けのサービスは、債権譲渡登記なしで利用できるものがほとんどですが、念のため利用条件を事前に確認しましょう。

④手数料の上限・下限を公開している会社を選ぶ
手数料は請求書買取サービス(ファクタリング)を選ぶ上で重要な比較ポイントです。

事前に手数料の上限・下限を明確に公開している会社を選べば、資金調達にかかるコストが事前に把握でき、利用後のトラブルを防げます。

個人事業主向けの手数料の相場は5%〜15%程度が一般的です。相場を超えて高額(20%以上)の手数料を請求する会社は避け、なるべく低コストで利用できる会社を選びましょう。

⑤審査通過率が90%以上など審査が甘い会社
請求書買取サービス(ファクタリング)では、審査通過率が90%以上など高い会社は比較的審査が柔軟であることが多いです。

個人事業主の場合、法人に比べると信用力が低く評価される傾向があるため、審査基準が甘い会社を選ぶことがスムーズな資金調達に役立ちます。

公式サイトや口コミで審査通過率が公開されている場合は、その情報を参考に選ぶことをおすすめします。

⑥入金スピードが早い会社(即日対応可能な会社)を選ぶ
急ぎで資金が必要な場合、入金スピードが重要になります。最短60分〜当日中に入金される会社であれば、急な支払いや資金不足の際にも迅速に対応できます。

特に資金繰りに余裕がない個人事業主の場合、資金調達のスピード感は非常に重要ですので、即日入金可能かどうかを確認しましょう。

⑦売掛先が個人事業主・個人でも対応可能な会社
個人事業主の場合、売掛先が法人ではなく個人や個人事業主の場合もあります。

この場合、売掛先が法人でないと審査が通りにくいケースが多いですが、中には売掛先が個人事業主や個人でも審査対象とする柔軟な会社があります。

自社の取引先が法人以外の場合は、売掛先が個人事業主や個人でも対応可能な請求書買取サービスを選ぶことが大切です。

個人事業主|請求書買取サービスメリット

個人事業主は法人と比べて資金調達の手段が限られており、資金繰りに困ることも少なくありません。

そのような状況で役立つのが、「請求書買取サービス(ファクタリング)」です。特に個人事業主にとって、請求書買取サービスを利用するメリットは多くあります。

①最短即日入金で請求書を現金化できる
請求書買取サービスの最大のメリットは、最短即日で請求書を現金化できる点です。

請求書を発行してから実際に資金が入金されるまで、30日~60日など長い期間が必要です。この支払いサイトの長さが、個人事業主の資金繰りを圧迫する原因となっています。

請求書買取サービスを利用すれば、入金を待たずに即日~数日で現金を受け取ることができます。

そのため、急な支払いが必要なときや、手元に資金を残したい場合でも、素早く対応できるのが大きなメリットです。

②貸し倒れリスクを軽減できる
請求書買取サービスを利用することで、「貸し倒れリスク」を大きく軽減できます。通常の取引では、売掛金の回収が遅れたり、取引先が倒産して回収不能になったりするリスクがあります。

しかし、請求書をファクタリング会社に売却すれば、万一取引先が倒産しても、事業主側がそのリスクを負担する必要がありません。

特に資金力が弱い個人事業主にとって貸し倒れは致命的なダメージになりかねませんが、請求書買取サービスを活用すれば、資金面だけでなく精神的にも安心して事業を進めることができます。

③融資審査に落ちても利用可能
銀行や金融機関の融資審査に落ちてしまった個人事業主でも、請求書買取サービスであれば問題なく利用できる可能性があります。

ファクタリングでは、事業主本人の信用情報や過去の融資履歴よりも、売掛先の信用力が重視されるためです。

過去に融資を断られたり、信用情報に不安があったりしても、取引先が安定した企業であれば、資金調達が可能です。

銀行融資やビジネスローンに代わる資金調達手段としても非常に便利なサービスと言えます。

④売掛先の信用力が重視され赤字でも利用可能
個人事業主の場合、銀行や公的機関の融資審査では赤字決算や業績不振で資金調達が難しいケースが多々あります。

一方で請求書買取サービスでは、事業主自身の赤字や経営状況ではなく、売掛先企業の信用力を中心に審査を行います。

そのため、自社の経営状態が悪化していても、売掛先の信用が十分であれば利用が可能です。

例えば売掛先が大手企業や上場企業の場合、その企業の信用力が高いため審査が通りやすく、個人事業主自身が赤字でも現金化できます。

⑤融資と違い担保や保証人が不要
一般的な金融機関の融資を受ける際には担保や保証人が求められますが、請求書買取サービスは担保・保証人が不要です。

そのため、物的な担保を持たない個人事業主でも手軽に利用可能で、資金調達のハードルが低くなっています。

また資金調達のスピードも銀行融資より圧倒的に早く、即日〜数日で現金化できるため、急ぎで支払いが必要な場面でもスムーズに対応できます。

個人事業主|請求書買取サービスデメリット・注意点

請求書買取サービス(ファクタリング)は、個人事業主にとって迅速に資金調達できる便利な方法ですが、利用にはいくつかの注意点やデメリットがあります。

①目安として10%程度の手数料が発生する
個人事業主向けの請求書買取サービスでは、手数料が法人向けに比べて高めに設定される傾向があります。

一般的には約10%程度の手数料がかかりますが、業者によっては15〜20%とさらに高額になるケースもあります。

例えば20万円の請求書を買取してもらう場合、10%の手数料がかかると実際に受け取れる金額は18万円となり、2万円のコストが発生します。

資金調達の頻度が高いと手数料負担が積み重なり、利益を圧迫することになるため、手数料の負担を考えたうえで計画的に利用することが必要です。

②初回利用時は30万円以下などの制限がある
多くのファクタリング会社では、初回の利用時に限って「30万円以下」などの少額に制限を設けている場合があります。

これはファクタリング会社が初回取引のリスクを抑えるための措置です。そのため、大きな額の資金調達を初回から期待していると、希望額を満たせない場合があります。

初めて請求書買取サービスを利用する際には、初回利用の制限額を事前に確認しておくことで資金繰り計画に支障をきたすことを避けることができます。

③売掛先が個人・個人事業主の場合は審査落ちの可能性が高い
請求書買取サービスの審査において、最も重視されるのは売掛先(請求書の支払元)の信用力です。

法人に比べ、個人や個人事業主の信用力は低く評価されがちであるため、売掛先が個人事業主や個人の場合、審査に通りにくくなります。

取引先が法人であれば問題なく利用できるケースが多いですが、個人や個人事業主の場合は、対応可能な業者が限られ、審査通過が難しくなることがあります。

そのため売掛先が個人事業主の場合には、事前に対応可能な業者を確認しておく必要があります。

④利用頻度が高いと資金繰り悪化のリスクがある
請求書買取サービスを頻繁に利用すると、短期的には資金が回るものの、手数料が毎回発生するため資金繰りが徐々に悪化するリスクがあります。

高い手数料を払って何度も現金化を繰り返すと、実質的な利益が減少し、資金繰りがますます苦しくなってしまいます。

請求書買取サービスはあくまでも一時的な資金調達手段として考え、常時依存することのないよう、利用頻度に注意することが大切です。

事業の収支バランスを改善する根本的な対策と併用して、計画的な利用を心がけましょう。

⑤審査なしを謳う場合は悪徳業者の可能性が高く避ける
請求書買取サービスは、必ず一定の審査が必要です。にもかかわらず「審査なし」「誰でも通る」といった広告を出す業者は、ヤミ金や悪徳業者である可能性が非常に高く、注意が必要です。

こうした業者は手数料が相場よりも著しく高額であったり、追加で不透明な費用を要求したりするケースがあります。

場合によっては法外な利息を請求され、トラブルに巻き込まれることもありますので、安易に審査不要を謳う業者の利用は避けるべきです。

安心して利用できる業者を選ぶためにも、運営会社の情報や口コミ、公式サイトの記載内容をしっかりと確認し、慎重に業者選びを行いましょう。

請求書買取サービスでよくある質問

個人事業主やフリーランスで請求書買取サービスに必要な書類は何ですか?

個人事業主やフリーランスで請求書買取サービスに必要な書類は下記のようなものが一般的です。
・請求書や納品書、契約書、注文書など売掛債権を確認できるもの
・取引の履歴を確認できる銀行口座の通帳のコピー(直近3カ月程度)
・取引先との基本契約書
・直近の確定申告書(2〜3期分)
・本人確認書類(運転免許証など顔写真付きのもの)

しかし中には請求書・通帳コピーで利用できる買取サービスもあるため、必要書類が少ないおすすめファクタリング会社の記事をご確認ください。

請求書買取サービスは違法なのですか?

請求書買取サービスは違法ではありません。法的性質は民法555条にて「売掛債権の売買契約」として認められています。また過去の裁判例でも違法とはされていない・債権の流動化を国も推奨しているという観点からも違法性はありません。

2社間ファクタリングは違法ではないで紹介しています。

個人事業主やフリーランス向けで審査なし請求書買取サービスはありますか?

個人事業主・法人を問わず審査なしの請求書買取サービスは存在しません。審査なしを謳っている請求書買取会社は、悪質なヤミ金業者である可能性が高いです。

手数料が相場よりも明らかに高い・償還請求権ありの契約を締結するなど、リスクが大きいので利用は避けましょう。

個人事業主やフリーランス向けで請求書のみの請求書買取サービスはありますか?

請求書のみで利用できる請求書買取サービスはありません。最低でも請求書に加えて、通帳コピーの提出が必要です。QuQuMo(ククモ)は請求書+通帳コピーでファクタリング利用ができます。

個人事業主やフリーランス向けで通帳なしの請求書買取サービスはありますか?

個人事業主・法人企業を問わず通帳なしで利用できる請求書買取サービスは、ほとんどありません。売掛債権が存在するかを確認したり、売掛先の支払い能力・信用度を測るため、通帳の提出は必須となります。

給与ファクタリングが可能な請求書買取サービスはありますか?

給料ファクタリングは貸金業に該当し、給料ファクタリングができる請求書買取サービスはありません。
仮にできる会社があったとしても悪徳業者の可能性が高いです。金融庁も注意喚起をしているため、利用は注意しましょう。

「給与ファクタリング」を業として行うことは、貸金業に該当します(貸金業を営む者は、財務局長又は都道府県知事の登録を受ける必要があります。登録を受けずに貸金業を営む者はヤミ金融業者です。)

引用:金融庁